大神神社のランドセル守。
以前購入した赤色のランドセル守が破損してしまったので、今度はピンク色のランドセル守を買い求めました。大神神社の御神紋・三本杉がデザインされたお守りです。6年間無事に役目を果たし終えるランドセルも多い中、やはりお守りは事情が違うようです。毎日ランドセルにぶら下げて登下校するわけですから、様々な衝撃を受けることにもなります。ここはひとつ、新調して気分も一新といきたいところですね。
ピンク色のランドセル守。
ランドセル守の初穂料は700円です。拝殿前の御守授与所で購入し、巳の神杉の前にかざします。
どうか神様の御加護がありますように。
参道脇で見つけた悪行御法度の印
ランドセル守を買い求めるために訪れたのは6月末頃でした。
参道沿いをぶらぶら歩きながら大神神社を目指していると、三輪さんをデザインした神具や立ち小便禁止の鳥居マークに出会いました。京都などではすっかりお馴染みの鳥居ですが、大神神社のお膝元でもお目に掛かれるとは思ってもみませんでした。新鮮な驚きです(笑)
上半期の穢れを祓う茅の輪とランドセル守。
今回は紐が切れませんようにとお祈りします。
人形を吊るした茅の輪守ですね。
自らの穢れをこの人形に移して、無病息災を祈願します。
参道沿いの神具店。
三ツ鳥居と三つの輪で「三輪」が表されているのでしょうか。いかにもこの地らしい神具です。
ありました、ありました。
国道169号線沿いの大鳥居をくぐり、表参道を上って行きます。JRの踏切を渡ってさらに進み、右手の脇道に入った所にありました。さすがに神聖な鳥居を目にすると、此処で立ちションするわけにもいきません(笑) 巧みな心理戦術ですね。キリスト教圏のお国では、同じように十字架がお目付け役になっていると聞きます。果たして本当なのでしょうか?是非、実物を見てみたいものですね。
ランドセル守と天皇社。
第10代崇神天皇を祀るお社です。初めて天下を治めた天皇で、その功績を表す「はつくにしらすすめらみこと」がキャッチフレーズとなっています。
大神神社参集殿の中。
床の間に大物主命の掛軸が掲げられています。
日本語には面白い一面があって、床の間は永久(とこしえ)に通じていると言います。掛軸の他にもさざれ石や菊花石が飾られ、そこには永遠の時間が感じられます。さざれ石のような細かい石が、巌(いわお)となるまでの悠久の時の流れ。天皇にゆかりのある大神神社に菊花石が置かれているだけで、何か意味深なものを感じます。
回廊に出ます。
行き交う参拝客を見下ろすこの場所は、空気の流れも良く清々しい氣に満ちています。
神前結婚式の宣伝ポスターですね。
日本人ならやはり和婚をおすすめしたいと思います。
こちらは干支の申を模ったお守りのようです。
今年は酉年ですから、同じように酉年バージョンのものが出ているものと思われます。
御神紋入りというのがイイですね。
三輪の神様のお墨付きを頂いたようなものです。
巳の神杉の周りには、おみくじがくの字、への字に結ばれています。
私は大神神社近くの三輪小学校に通っていました。
当時は一学年に「い組」と「ろ組」があって、それぞれのクラスに40名近くの児童が在籍していましたが、今は一学年一クラスです。しかも一クラスの児童の数も少なくなっています。私が卒業する頃は、低学年には「は組」が出来たのを覚えています。これも時代の流れなんでしょうね、すっかり少子化社会が板に付いてきたような気がします。
少子化社会の反映で、一人っ子も増えてきたと言われます。
その大切な我が子、我が孫に高額なランドセルを持たせる人も多いでしょう。そして、その付加価値としてランドセル守の人気も不動のようです。
通学の安全は元より、健康で皆と仲良く過ごしてほしいと思います。そして、そこに大神様の温かな目配りを添えて。ピンクのランドセル守が小学校卒業までもちますように・・・。