山の辺の道のルート上にある内山永久寺跡。
石上神宮の南約10分の所にある、かつての大寺院跡です。
内山永久寺跡に残る本堂池。
かつての浄土式庭園の跡とされます。
何やら赤いボールが置かれていました。山の辺小学校と書かれていますね。
阿弥陀如来を本尊とする内山永久寺
内山永久寺は興福寺との関係が深いお寺でした。
”内山永久寺”の名前の由来ですが、三方を山に囲まれているために「内山」と称したようです。院号は金剛乗院で、大伽藍を有する大和国有数の寺院でした。
かつて内山永久寺には、鎮守神の住吉神社が祀られていました。その住吉神社の拝殿が、現在の出雲建雄神社の割拝殿として伝わります。石上神宮の境内に建ちますが、内山永久寺ゆかりの建築物だったのですね。
出雲建雄神社と神田神社@石上神宮
天理に鎮まる石上神宮には幾つかの摂末社が祀られています。 石上神宮摂社の出雲建雄神社、天神社、七座社、そして石上神宮末社の猿田彦神社、神田神社、祓戸神社、恵比須神社がそれに当たります。境内のみならず、境内の外にも神様が祀られていますので、お...
ここは池、小さな子供にとっては危険な場所となります。
天理市教育委員会からの警告が発せられていました。
この地に法隆寺や興福寺と並び称されるほどの大寺院があったとは・・・。
往時の栄華を頭の中に描きながら、廃仏毀釈で廃寺跡となった今を偲びます。