あじさいの名所と言えば、奈良の矢田寺。
日本最古と伝わる延命地蔵菩薩を安置する矢田山金剛山寺をご案内します。
矢田寺本堂とあじさい。
奈良県下では久米寺や長谷寺もあじさいの名所として知られますが、やはりここ矢田寺のあじさいは圧巻です。
矢田寺の渦紫陽花!地蔵の化身
紫陽花の名所・矢田寺。 今年のアジサイ園は、残念ながらコロナ禍で中止のようです。おうちで楽しめるよう、数年前の記事を再編集しておきます。 矢田寺に咲く渦紫陽花(うずあじさい)にフォーカス。花びらの縁が曲がり、渦を巻いているような形の珍しい品...
味噌なめ地蔵の伝説!境内や裏山を彩るアジサイ
境内の広域に紫陽花が咲いています。
ここ数年、コロナ禍で矢田寺のあじさいを観賞することが出来なくなりました。一日も早い新型コロナウィルスの終息を願います。
舎利堂を背景に咲くあじさいの花。
絵になる光景ですね。
境内の至る所にお地蔵様が見られます。
「矢田の地蔵さん」と親しまれている矢田寺だけに、お地蔵さんがトレードマークになっています。
本堂手前に祀られる味噌なめ地蔵。
その昔、矢田寺近くに住む農婦が、自家製の味噌の味が悪くなり困っていたそうです。農婦の夢の中にお地蔵様が現れて「我にその味噌を食べさせてくれたら良い味にしてやろう」とお告げになられたそうです。
翌朝、さっそく件の味噌をお地蔵様の口元に塗ったところ、家の味噌の味が良くなったと伝えられます。
噂は広まり、味噌の味を良くせんがために、こぞってお地蔵様の口元に自家製の味噌を塗りに行く人が絶えなかったと伝わります。
本堂の裏山に咲く紫陽花。
竹林をバックにあじさいの花が良く映えます。
様々な種類のあじさいが咲き誇ります。
紫陽花に酔ってしまうほどの紫陽花尽くしを楽しむことができます\(~o~)/
あじさいの金平糖も売られていました。
色とりどりの金平糖は、さながら紫陽花の七変化を思わせます。
御影堂のあじさい。
御影堂の周りにも、たくさんの紫陽花の花が咲いていました。
あじさいの見頃は6月上旬~7月中旬まで。
矢田寺境内では約60種、10,000株のあじさいの競演を楽しむことができます。