近鉄岡寺駅から東の方へ歩いて行くと、八咫烏大明神という社があります。
そう、あのヤタガラスですよね。
八咫烏大明神の額束。
住所は橿原市五条野町ということですが、そう言えば橿原神宮も八咫烏ゆかりの神社であったことを思い出します。
神武東征を手助けしたヤタガラス
橿原市観光の穴場のようなエリアです。
国道169号線から少し離れた場所にあり、人気観光地の飛鳥エリアへも距離があります。
八咫烏大明神の周辺地図。
見瀬丸山古墳と植山古墳のほぼ中間地点に位置します。
八咫烏大明神の拝殿。
奈良県宇陀市にも八咫烏神社がありますが、同じ名前の神社って本当にたくさん存在しますよね。春日神社、白山神社、恵比須神社等々・・・全国各地に根を張る神様信仰に改めて脱帽します。
サッカーW杯ですっかり有名になった八咫烏ですが、奈良には八咫烏という名前の地酒もあるんですよ。
やたがらすって要はカラスなんですが、からすの前に付いている「やた」とは何を意味する言葉なんだろう?そんな疑問を抱かれたことはないでしょうか。
やたがらすの語源は、”八あたカラス”から来ているんです。八は数字の8で、あたは昔の尺度を表す単位なんだそうです。つまり、それぐらいの大きさのカラスだということを意味しています。
神武天皇を勝利に導いた八咫烏。
やはりここの八咫烏大明神も、必勝祈願のために訪れる社なのかもしれません。