橿原神宮前と岡寺の間に素盞鳴命(すさのおのみこと)神社はあります。
植山古墳から程近く、民家の先の丘の上に鎮座しています。
素盞鳴命神社に掲げられていた絵馬。
こういう鄙びた感じの絵馬に釘付けになってしまいます。
素盞鳴命神社の絵馬
ひっそりとした境内に、色鮮やかな絵馬。
これと言って見所の無い神社ではありますが、掲げられた絵馬は秀逸です。
お琴のような弦楽器を演奏している女性と、鼓を打つ男性が描かれていました。
境内は狭く、おそらく地元の方ぐらいしか訪れることもないのではないでしょうか。
地域の方々に見守られてきた小さな社。
そういう社にこそ、例えようのない魅力を感じます。
素盞鳴命神社の祠。
両サイドに狛犬が陣取ります。
素盞鳴命神社のある菖蒲町界隈は比較的新しい住宅街ですが、周辺には見瀬丸山古墳、植山古墳、孝元天皇陵などがあって歴史ファンにはおすすめの観光エリアとなっています。
衣のラインが美しいですね。
動きの感じられるタッチで、はるか昔から時間を超えて目の前に迫ります。生き生きとしたライヴ感がいいですね。
反対側にも絵馬が掲げられていました。
素盞鳴命神社の東側には、甘樫丘や飛鳥寺などの観光スポットが広がります。ゆっくりとウォーキングを楽しみながら明日香村まで歩いて行くのもおすすめです。
北へ進路をとると、第8代天皇の孝元天皇陵へ出ます。
石川池(剣池)に抱かれるように陵が浮かび上がります。