橿原市小房町の小北稲荷大明神。
奈良県内では広陵町にも同名の神社があります。飛鳥川を挟んで、おふさ観音の間近に鎮座しています。お稲荷さんらしく、朱色の鳥居が幾つか出迎えてくれました。
飛鳥川沿いの小北稲荷大明神。
左の祠が本殿でしょう。右は末社でしょうか。細長い境内の一番奥に、三の鳥居と共に小北稲荷さんが祀られていました。
飛鳥川に架かる神道橋の袂!橿原市小房町の小北稲荷
小北稲荷大明神にわざわざお参りしたわけではありません。
おふさ観音の参詣ついでです。
そもそもこの場所に小北稲荷が祀られていることを知りませんでした。おふさ観音からJR畝傍駅方面へ向かったことはありますが、今回は逆方向へ足を向けました。
扁額に「正一位小北稲荷大明神」と記します。
おふさ観音の山門前。
石燈籠の竿に「観世音菩薩」と刻まれていました。
山門から下ツ道を南へ進むと、すぐ飛鳥川へ出ます。
そこに橋が架かっていました。
神道橋(じんどうばし)です。
橋を渡った左手に鳥居が見えていますね。
反対方向から。
このポイントからだと、右向こうにおふさ観音の境内が広がります。
小北稲荷大明神の一の鳥居。
飛鳥川に沿うように細い参道が伸びます。
進んで行くと、二の鳥居が見えてきました。
いずれも明神鳥居ですが、簡易な造りです。
本殿に辿り着きました。
キツネも祀られています。
このまま飛鳥川に沿って南へ行けば、あじさいの綺麗な鷺栖(さぎす)神社があります。その道中、飛鳥川沿いからは奈良県立医科大学附属病院も望めます。病院屋上のヘリポートも視界に入り、昨年夏の安倍元首相の惨劇が蘇りました。
紅白の瑞垣が並びます。
橿原市の小北稲荷大明神は、静かな川沿いにひっそりと鎮座していました。