桜井市高田の植松にある徳利塚古墳。
そこへ至る道中に「愛宕山」と刻む石標が建っていました。場所はメスリ山古墳南方の池の畔です。
愛宕山の石標。
高田山口神社を背にし、北を向く格好で撮影しています。
石標背後の社叢には八阪神社が鎮座し、その本殿後方にはメスリ山古墳の石室天井石があります。
竪穴式石室の天井石が露呈し、古代ロマンを掻き立ててくれます。
天井石の周りの方形土壇にも目を見張るものがあります。この向きに石標が建っているということは、「愛宕山」はメスリ山古墳を指しているのでしょうか。
今度は反対に南方向を向きます。
愛宕山石標の背中が見えていますね。
民家と電柱の間の細い道を登って行くと、高田山口神社へアクセスします。こうして見ると、この石標は南を向いていると言えなくもありません。果たしてどちらなんでしょうか。
高田山口神社と徳利塚古墳の分岐点。
高田の集落をひたすら登り続け、このポイントに到着します。左が高田山口神社で、右が徳利塚古墳へ至る道です。今回の目的地は徳利塚古墳だったため、右方向へ向かいました。
高田山口神社へ続く竹林。
左へ取れば、こんな感じの竹林道が待っています。毎年12月の亥の子祭で知られる神社ですが、社殿は無いようです。麓に下りてから町の人に高田山口神社の場所を尋ねましたが、ご存知ではありませんでした。地元の人でも知らない神社なんですね。
株式会社萩原の駐車場。
桜井市高田にある洗面化粧台のメーカーです。
高田近辺には、このような三角形に伸びる道が数箇所あります。左向こうの杜がメスリ山古墳です。右へ進むと、冒頭の愛宕山石標に行き当たります。
八阪神社鳥居。
高田会所の左隣に鳥居を構えます。神社の境内奥にメスリ山古墳の心臓部が眠っています。
南方からメスリ山古墳を望みます。
赤い櫓も建ち、遠くからでも分かりやすいでしょう。次回は高田山口神社にもお参りしようと思います。