伊勢街道沿いに鎮座する十二柱神社。
その昔、長谷寺へと続く長谷詣でで賑わった場所ですね。
出雲村に鎮座する十二柱神社の狛犬。
体にブツブツ(笑)のようなものが見えます。
十二柱神社の武烈天皇社
奈良県桜井市出雲地区に鎮座する十二柱神社。 十二柱神社の名前は、合計で12の神様を祀ることに由来します。神代7代、地神5代の神を祭神とするお社で、牡丹で有名な観音霊場長谷寺の近くに鎮まります。 十二柱神社拝殿。 拝殿の前にたくさんの石灯籠が...
下半身が埋まった伝説の地蔵石仏
お伊勢参りで賑わった初瀬街道沿いには、歴史的スポットが散在しています。
いにしえの人々が通った道をなぞりながら、物思いにふけるのもいいですね。
十二柱神社の拝殿前。
古い町並みが残る旧伊勢街道は東海自然歩道にもなっていて、この地を訪れる観光客も数多く見られます。
十二柱神社本殿(朱色の祠)。
その手前に見える質素な祠は武烈天皇社です。
長谷街道沿いには、流れ地蔵と呼ばれる地蔵石仏も見られます。
上半身を地上に出し、その下半身は地下に埋まっているという珍しいお地蔵さんです。文化8年(1811)の大洪水により、初瀬川の上手(長谷寺桜の馬場)から現在地まで流されてきたと伝えられます。
当時の出雲村の人たちが、流されてきたお地蔵さんを救い出して祀ったそうです。
野見宿彌顕彰碑。
十二柱神社と相撲は切っても切れない縁で結ばれています。
相撲のルーツが語り継がれる場所なのです。
狛犬の下では、お相撲さんが健気に支えています(^v^)
縁の下の力持ちですね。
天皇の前で、日本初の相撲を取った野見宿彌と当麻蹴速。
勝利した野見宿彌の故郷が桜井市の出雲(十二柱神社鎮座地)であると伝えられます。