古代ひしおのアイオリソース

卵黄と油を乳化させて作るアイオリソース。

スペイン北東部のカタルーニャ州でよく使われるソースですが、今回は古代の調味料・醤(ひしお)と合わせてみました。

イスズミの古代ひしおアイオリソース仕立

焼魚に古代ひしおのアイオリソースを添えます。

味の相乗効果でしょうか、奥の深い旨味が感じられます。

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滋養成分の多い嘉定ニンニクで作るアイオリソース

アイオリソースには不可欠なニンニク。

滋養成分が多く、よりニンニクの原種に近いと言われる嘉定種(かていしゅ)を使いました。

ホワイト六片に代表される寒地系の大蒜(にんにく)は大振りでマイルドな味わいですが、暖地系の嘉定種は小振りで野性味を感じさせます。そう、ワイルドなのです。

古代ひしおのアイオリソース

古代ひしおのアイオリソース。

上海嘉定種と呼ばれるように、中国の上海に嘉定区という場所があります。中国産のニンニクのようですが、奈良県葛城市の生産農家の方から仕入れました。

アイオリソースの作り方ですが、塩とニンニク、そこに卵黄、エキストラバージンオリーブオイル、レモン汁という順番になります。今回は古代ひしおの試作ということで、塩の代わりに醤(ひしお)を使ってみました。

イスズミ

本日入荷のイスズミ。

グレによく似ていますが、「外道の魚」と言われるぐらい少々難のある磯魚です。

今日は適当な魚が入らなかったので、仕方なくイスズミで対応します。とにかく皮が硬く、まるでゴムのような食感(笑) 察するところ、低温の油でフライにするのが最も適した食べ方でしょうね。

イスズミの塩焼き!外道の磯魚
もっぱら臭いと敬遠されがちなイスズミ。浅海の岩礁域に棲息する魚で、磯臭さが気になる人も多いでしょう。さすがに私も夏場のイスズミは購入したことがありません。真冬のイスズミであれば臭味も軽減されているだろうと買ってみることにしました。12月末に...

古代ひしお

古代ひしお。

醤油や味噌といった調味料の無い時代、この古代ひしおが食されていたようです。

古代ひしおを使うようになった経緯ですが、この9月に『万葉集と近世の旅~大和名所図会で巡る万葉の故地~』と銘打つ歴史ウォークが催されます。その昼食会場として、当館へのご予約がありました。

一般財団法人奈良県ビジターズビューロー内の「奈良ファン倶楽部事務局」によって募られた会員の皆様にお越し頂くようです。奈良県立万葉文化館の研究員も講師として参加なさいます。

JR巻向駅を出発し、檜原神社~井寺池~箸墓古墳~綱越神社~大正楼(昼食・講座)~恵比須神社~大神神社の散策コースが設定されています!

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