道の駅針テラスを訪れました。
駐車スペース510台を誇る、日本有数規模の道の駅です。名阪国道針インターに隣接しており、観光農園や温泉も楽しめます。道の駅近くの三陵墓古墳群史跡公園を見学したついでに、久しぶりに足を運んでみました。
道の駅針テラス。
針テラスと言えば、ツーリングを楽しむ人たちで賑わうイメージがあります。この日も、数台のバイクが停まっていました。三陵墓古墳群史跡公園から国道369号線を北へ5分ほど行くと、交通の要衝である針テラスに到着します。
開墾を意味する針という地名
道の駅針テラスの住所は、奈良市針町345です。
そもそも「針」という地名は、土地を開く開墾に由来しています。ハリは「墾」に通じているのです。
治道トマトで有名な「治道(はるみち)」、飛鳥の「小墾田宮(おはりだのみや)」、あるいは旧国名の「尾張」「播磨」なども同じルーツを持っています。急峻な土地を切り拓いた場所であり、現在の針周辺にもその名残が感じられます。
道の駅針テラスの噴水施設。
なんともレトロな雰囲気を醸します。
道の駅から隣接する場所には、温泉施設『はり温泉らんど』もありました。
長旅の疲れを癒すにはうってつけです。
三陵墓古墳群史跡公園からさらに西へ1㎞ほどの場所に佇みます。この地に栄えた豪族・多田氏ゆかりのお寺です。
時代の流れでしょうか、針テラスには電気自動車用の急速充電設備(有料)もあるようです。
交通情報をリアルタイムに提供する施設も完備されています。針インターから名阪国道を西へ進むと、魔のカーブと言われるΩカーブ(オメガカーブ)があります。交通事故の多い魔のポイントであり、運転には十分な注意が必要ですね。
天然温泉の看板が掲げられます。
都祁と近郊地域の特産品を販売するお店もあり、周辺は賑わっていました。
飲食店も充実していますね。
針テラス併設のベリーファームでは、毎年冬から初夏にかけてイチゴ摘み体験が楽しめます。
品種としては、とちおとめ、あきひめ、あすかルビーなどが栽培されており、要予約の30分間食べ放題のサービスです。いちご園は温室兼バリアフリーで、ベビーカーでの入園も許可されているようです。
楽しみ方は色々、皆思い思いに時間が過ごせそうです。
針インターから東方面は小倉インター、神野口インター、山添インターと続きます。山添村には鍋倉渓、めえめえ牧場などの観光スポットがあります。山添IC近くの巨岩・長寿岩なども人気を集めています。反対方向の西方面を辿ると、一本松インター、福住インター、五ヶ谷インターと続きます。福住エリアには氷室神社、西念寺などがあります。
三陵墓古墳群史跡公園。
三陵墓の中の西古墳ですね。
針インターチェンジから県道38号桜井都祁線を南下すれば、桜井市の長谷寺へアクセスします。
小夫、修理枝、初瀬ダムを経由して花の御寺・長谷寺へ下りて行きます。道中に鎮座する天神社笛吹奥宮の手前~県道沿い右手には猿田彦命の磐座があります。小夫は笠縫邑の有力候補地であり、猿田彦の笛の音に合わせて豊鍬入姫命の行列が行進したと伝わります。
道の駅針テラスを拠点に、各方面の観光が楽しめます。是非一度、あなたも足を運んでみましょう!