見頃を迎えた片岡梅林

奈良公園の浅茅ヶ原エリアに広がる片岡梅林。

3月中旬の昼下がりにぶらりと訪れてみたところ、見事に満開を迎えていました。

片岡梅林と丸窓亭

片岡梅林と丸窓亭。

鎌倉時代の重要文化財・丸窓亭を背景に梅林を撮影します。丸窓亭には「円窓亭」という表記もあちこちに見られます。どちらが正しいというのではないのでしょうが、少々気になるところではあります。丸窓亭は春日大社にあった経蔵として知られます。

紅梅と白梅が丸窓亭に寄り添うように開花しています。紅白が揃って咲くと、やはり見栄えがしますね。

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春告げの丸窓梅林へアクセス

今回の奈良訪問の目的は、黒川本家の吉野葛を購入することでした。

4月に当館大正楼においてご結婚披露宴を催して下さるお客様が、たまたま黒川本家にお勤めの方で、結婚式後の会食メニューに黒川本家の吉野葛を使って下さいという依頼があったのです。お客様曰く、奈良県内で黒川本家の吉野葛を購入できる場所は宇陀市大宇陀の本社、長谷寺門前の土産物店、さらにはふれあい回廊「夢しるべ 風しるべ」の東大寺店のみとのことでした。そこで、迷った挙句に東大寺店まで足を運ぶことに致しました。

丸窓梅林

丸窓梅林の案内板。

片岡梅林は別名を丸窓梅林とも言うようです。

ふれあい回廊「夢しるべ 風しるべ」の駐車場に車を停め、黒川本家の吉野葛を購入します。2,000円以上の買物をすれば、2時間以内であれば駐車料金が無料になります。せっかく奈良まで足を伸ばしたのだからこのまま帰るのは勿体無いと思い、今が旬であろう片岡梅林を見に行くことに致しました。

ふれあい回廊「夢しるべ 風しるべ」を出て、東大寺前の交差点を渡ります。

鴎外の門

道の反対側に鴎外の門が佇みます。

奈良国立博物館から見て北東方向に、大正時代に森鴎外が宿泊した場所跡が残されています。当時博物館の長であった森鴎外は、正倉院の開封に立ち会うために奈良を訪れたと云われます。

東大寺前の交差点には、法被姿の人力車のお兄さんたちが待機なさっています。そのまま真っ直ぐ行けば、東大寺南大門に通じる場所とあって、いつも観光客で賑わっているエリアです。そんな中にあって、鴎外の門周辺だけは水を打ったように静まり返っています。文豪の痕跡を今に残す名所だけに、是非皆様にもおすすめしたい穴場です。

浮見堂道案内

鴎外の門から南へ進んで行くと、右手に重要文化財の旧奈良県物産陳列所が見えて参ります。

残念ながら鉄の扉越しにしか見学することができませんでしたので、そのままスルーしてさらに南へ向かいます。春日大社の参道をまたいで進んで行くと、右手に梅見を楽しむ観光客の姿が見えて参りました。この辺りは浮見堂まで200mの場所に当たるようです。

片岡梅林

青空に向かって梅の花が開花しています。

割と高い所に花が付いていて、至近距離から撮影することができませんでした(笑)

片岡梅林

こんな感じで開花しています。

片岡という地名は、片方の丘、あるいは傍らの丘を意味しているのでしょうか。片岡梅林から南の下手には鷺池に浮かぶ浮見堂があります。片岡梅林は浮見堂から見て、小高い丘の上に位置しているのです。

氷室神社の白梅

こちらは氷室神社に開花する白梅。

鳥居を入って参道右手に、白い梅の花が咲いていました。

片岡梅林と浮見堂

片岡梅林の向こう側に浮見堂を捉えます。

夏のなら燈花会でもおなじみの舞台ですが、片岡梅林のある浅茅ヶ原エリアも燈花会の際にはライトアップされることで知られます。

丸窓亭

片岡梅林には約240本もの梅の木が植えられています。

新聞の夕刊面で梅の開花状況をチェックしているのですが、月ヶ瀬梅林はまだ満開には遠いようです。同じ奈良県内でも咲くタイミングが違いますので、しばらくの間は梅の名所巡りが楽しめそうです。

浅茅ヶ原の東を通る道路の向かい側は飛火野エリアです。今はもう終わってしまいましたが、3月15日までの期間において、毎朝10時から鹿寄せが行われていたようです。午前中ということもあり、まだ一度も鹿寄せをこの目で見たことがありません。鹿寄せ見学には計画性が必要なようですね(笑)

片岡梅林と丸窓亭

片岡梅林への所要時間は、近鉄奈良駅から徒歩15分~20分となっています。

バスでアクセスする場合は、JR奈良駅または近鉄奈良駅から市内循環バス「春日大社表参道」を下車して西側になります。

梅の花とメジロのツーショットを狙ってみましたが、今回は残念ながらメジロの姿を見つけることができませんでした。こちらはあくまでも運に任せるしかないようです。