なら燈花会会場の一つ・奈良公園の「浮雲園地」。
大仏前交差点近くの森鴎外の門を見学した後、交差点を渡って浮雲園地を目指します。先ほどまで通り雨が降っていましたが、徐々に晴れ間も見えてきました。空を見上げると、そこには美しい虹が架かっていました。
奈良県新公会堂と虹の風景。
大仏前交差点から奈良県新公会堂までの間に広がる浮雲園地。広々とした芝生の間をゆっくりと歩いて行きます。突き当りの新公会堂前には、既に露店も出ていて、これから始まる燈花会の雰囲気を盛り上げます。
天の川が描かれる「なら燈花会」浮雲園地会場
浮雲園地の会場には、牽牛と織姫の物語を思わせるロマンチックな天の川がろうそくの灯りによって表現されます。春日野園地へ伸びる通路には、「石あかりの小径」が既にスタンバイしていました。
点火の時を今か今かと待ち受けます。
それにしても、このタイミングで虹がアーチを架けるとは思いもよりませんでした。燈花会の開催を応援するかのような虹のショーに、思わず見惚れてしまいます。
春日野町浮雲の浮雲園地。
若草山の綺麗な緑も見えていますね。
大仏前交差点から空を見上げます。
この辺りにはいつも、人力車を引くお兄様が待機していらっしゃいます。東大寺大仏殿の入口に当たるこの場所で、お天道様からの贈り物に見入ります。
なら燈花会浅茅ヶ原会場。
数年前にも燈花会を楽しみましたが、その時も同じように竹のオブジェが飾られていました。
どうやら浅茅ヶ原と言えば、櫓のように組まれた竹のオブジェがお決まりのようです。
広々とした浮雲園地は、イベント会場として利用されることもあります。
今年は台風の影響で燈花会イベントが中止になる日もありましたが、これからお盆へ向けて再び奈良の夜を彩ってくれることでしょう。