ニベ科ニベ属のコイチが入荷しました。
黄色い鰭(ひれ)を持つ魚で、イシモチともよく似ています。主に西日本で獲れる魚で、春から夏にかけて旬を迎えます。蒸し暑い一日だったので、南蛮漬けにしました。
コイチの腹膜。
腹骨にササミのような筋肉が付着していました。
他の魚では見られない特徴ですね。この部分も弾力があってとても美味しかったです。
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浅場の砂底を好む魚!さっぱりと南蛮漬けに
今回の料理は南蛮漬けです。
まずは醤油、みりん、酢を合わせて漬け地を用意します。
玉葱やパプリカなどの野菜を細切りにし、漬け地の中に入れます。野菜は生でもいいですが、少し炒めておいてもいいと思います。次に三枚に卸したコイチを一口大にそぎ切りし、片栗粉を付けて余分な粉を払い落とします。揚げ油の温度は170度ぐらいがいいでしょう。しっかりと水分を抜くため、7分程度揚げます。
コイチとスダレ貝。
胸びれと腹びれが少し黄色味がかっていますね。
側線を境にして、斑紋の並びが変わります。身もふっくら付いておりとても美味しそうです。
油で揚げた後は、熱い内に南蛮酢に浸します。南蛮漬けの一番のポイントは、熱い内に漬け地に浸すということです。冷めてからでは味が入りにくくなります。
コリンキーと大根の菊花飾り。
キトラ古墳壁画の白虎の上に乗せてみました(^.^)
腹骨を覆い隠すように、ササミのような可食部が付いています。
こういう魚は珍しいですよね。
スズキ目のコイチですが、漢字で書くと「黄姑魚」となります。黄色いヒレに由来しているようです。