おせち料理に奈良伝統野菜の大和真菜を使ってみました。
肉料理の脇役ではありますが、十分にその役目を果たしています。さすがに大和マナ、奈良県民にとっては心強い食材です。
大和真菜とカボチャの鶏肉巻き。
鶏肉はこれまた奈良産の大和肉鶏です。噛めば噛むほど味わい深い“かしわ”の旨味は健在です。
まずは鶏モモ肉を広げて、筋っぽい脛の部分に切り込みを入れます。味噌床などに漬け込んでもいいのですが、今回は塩コショウをしてスタンバイします。
大和まなの胡麻クルミ豆腐
奈良県の伝統野菜として知られる大和まな。 漢字で書けば「大和真菜」で、県内では古くから愛されてきた葉物野菜です。青臭みが少なく、ほんのりとした甘味が特徴の大和まなを使い、自家製の胡麻豆腐に仕上げてみました。 お浸しが定番料理とされる大和まな...
巻物料理の芯に大和マナ!椎茸入りのカラフル伊達巻
お正月に巻物料理は重用されます。
昔の名残なのでしょうか、巻物は学業成就と結び付きます。
巻物料理の中心を担う芯の部分は特に重要です。しっかりと巻き上げ、断面をいわゆる“萌え断”にする必要があります。色の映える人参を使うことも多いですが、成形の際に柔軟性のある青菜も欠かせませんね。
大和真菜の周りに見える黄色い食材が南瓜です。
ひき肉を手でこねる際、蒸した南瓜も混ぜてみました。全体的によくまとまっていると思います。大和真菜と南瓜はどちらも甘味を感じる食材で、お互いにマッチしています。
今年のカラフル伊達巻には椎茸も入れてみました。
甘さ控えめの伊達巻です。
2022年度は五黄の寅だとか。
土や大地と結び付く五黄のイメージカラーはイエローです。寅も勿論、イエローですね。今年を象徴する巻物料理に仕上がりました。
2年越しのコロナ禍が続きます。
オミクロン株の広がりが気になるところですが、三歩進んで二歩下がる、そんな歩みでもいいのではないでしょうか。一気に回復していくよりは、少しずつ少しずつ・・・ステップバイステップで参りましょう!