健康野菜のゴーヤ。
その苦味から敬遠されがちな食材ですが、一手間かければ美味しく頂けます。
さっそく苦瓜の煮込み料理を作ってみることにしました。苦瓜の中に鶏肉、海老、古代米、パプリカ、とうもろこし等の食材を射込んで、にんにく、生姜、豆板醤の味で煮込みます。
ゴーヤの古代米煮込み。
新鮮なゴーヤ(苦瓜)の見分け方は、表面のちりめん状のイボの張り具合を確認します。水分を含んで張りのあるイボが目印になります。鮮やかな緑色をしたゴーヤは新鮮で、持ってみて重みを感じるものを選ぶようにしましょう。
ゴーヤに塩を振って湯通し!bitter melon の旨味
ゴーヤには塩を振ってえぐみを抜き、1~2分湯に通して水に取ります。
接着剤の役割を担う片栗粉を内側に振り、タネとしてまとめた鶏肉や海老を射込みます。
煮込む前の手順として、一旦油で炒めます。
こうすることによって、具材の旨味が閉じ込められる効果があります。
今回使った古代米には、黒米、赤米、緑米なども含まれます。奈良が誇る古代米の甘味を存分に味わって頂くお料理に仕立てます。
最後にお鍋で煮込んで仕上げの工程に入ります。
ゴーヤ独特の苦味は、発がん性物質の活性化を抑える効果があると言われています。
健康野菜として食卓にも登場する機会も増えていますよね。その苦味成分から敬遠されることもありますが、しっかりとワタを取り除いて、塩や熱で適切な処理を施せば、これほど食べやすい野菜もありません。ちなみに英語では、ゴーヤのことを bitter melon と表現するようです。
赤いソースが絡んで、盛夏にも美味しく頂ける一品の完成です。
ビタミンCが豊富に含まれるゴーヤ。
その含有量は胡瓜の10倍、冬瓜の3倍とも言われます。
ゴーヤの皮はレイシに似ていることから、ツルレイシとも呼ばれています。沖縄料理や中国料理ではおなじみの食材として知られています
毎朝の健康ジュースとして、ゴーヤを体内に摂取しておられる方も多いのではないでしょうか。
ゴーヤは鮮度が落ちると、表面のちりめん状のイボからしなびてきます。特に黒っぽい斑点が出ているものは避けましょう。