奈良の仏像ガイド

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法徳寺の仏像『五髻文殊』

奈良国立博物館で開催中の『法徳寺の仏像』展へ行って来ました。 奈良町にある法徳寺にはお参りしたことがなかったのですが、貴重な仏像を多数所有するお寺のようです。特に印象に残ったのが、五つの髻(もとどり)を頭上に戴く五髻文殊(ごけいもんじゅ)で...
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16歳の聖徳太子孝養像!飛鳥寺拝観

親に孝行を尽くすこと。 古くて新しい人の世の命題を、飛鳥寺本堂の聖徳太子孝養像が今に伝えています。 ご本尊の飛鳥大仏向かって左側の厨子、その中に聖徳太子16歳の像が祀られています。 最も身近な存在で、最もお世話になっている人の存在を忘れては...
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八井内地蔵堂の石仏群

談山神社へ向かう分岐点にある八井内交差点。 右手前には朱色の屋形橋があり、談山神社にお参りする際には必ず通るポイントです。交差点を左に曲がると、宇陀方面へ抜ける八井内トンネルがあります。八井内地蔵堂はその手前に祀られています。 八井内地蔵堂...
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尼ヶ辻の阿弥陀如来石仏

阪奈道路の分岐点手前にお堂が建っています。 三条大路を西へ向かい、近鉄尼ヶ辻駅に辿り着く手前辺りです。割と新しいお堂で、中には阿弥陀石仏と地蔵菩薩が祀られていました。 伏見崗(ふしみのおか)に建つ阿弥陀堂・地蔵堂。 左が地蔵堂で、一回り大き...
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長岳寺の弥勒大石棺仏

山の辺の道の中継地点としておなじみの長岳寺。 杜若が見頃を迎える5月半ばに訪れた時にも、数多くの観光バスが駐車場に停まっていました。 長岳寺境内に佇む弥勒大石棺仏。 身の丈は2mほどあるでしょうか。 大師堂の傍の茶所の前を通り、山道に連なる...
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旅の安全祈願!修験者が参拝した泉徳寺金剛力士像

今木権現堂山門の木造金剛力士像。 大淀町指定有形文化財の二体にお会いして来ました。 金剛力士像のことをよく仁王像と言いますが、阿形と吽形の二体で一括りです。向かって右側が阿形で、左側が吽形。この並びもほぼ一定のようです。泉徳寺(今木権現堂)...
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金屋の石仏!会津八一の短歌

古都奈良をこよなく愛した会津八一。 三輪山南麓の金屋の集落の外れに、重要文化財に指定される金屋の石仏があります。その金屋の石仏を題材にした歌が残されています。 二体の金屋の石仏。 耳しふと ぬかづく人も 三輪山の この秋風を 聞かざらめやも...
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普賢延命菩薩を長岳寺に拝観

密教における延命のご利益。 山の辺の道ハイキングの道すがら、弘法大師創建の長岳寺を訪れる人は多いものと思われます。長岳寺は大和十三佛第四番霊場にもなっていて、重要文化財の旧地蔵院本堂には普賢延命菩薩像が安置されています。 長岳寺の旧地蔵院本...
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賓頭盧尊者が赤い理由?興福寺で確認

賓頭盧尊者(びんずるそんじゃ)はなぜ赤いのか? 賓頭盧尊者が赤い理由は、酒気帯びによるものだとばかり思っていました。 先日、興福寺の南円堂を訪れた際、撫仏(なでぼとけ)の賓頭盧尊者を撫でさせてもらいました。そこに掲げられていた賓頭盧尊者の案...
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喜光寺南大門の金剛力士像

行基創建の喜光寺。 古来、喜光寺周辺は菅(すげ)の茂る原野だったと伝わります。 この地に住んだ土師氏は、「菅原の里」と呼ばれた地名にちなんで菅原姓に改称したそうです。お寺の名前も、当初は菅原寺と呼ばれていました。 喜光寺南大門。 まだ真新し...
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