喜光寺南大門の金剛力士像

行基創建の喜光寺。

古来、喜光寺周辺は菅(すげ)の茂る原野だったと伝わります。

この地に住んだ土師氏は、「菅原の里」と呼ばれた地名にちなんで菅原姓に改称したそうです。お寺の名前も、当初は菅原寺と呼ばれていました。

喜光寺南大門

喜光寺南大門。

まだ真新しい門に見えますが、平成22年(2010年)に落慶法要が営まれたばかりです。

戦国時代には焼失してしまったという喜光寺南大門。約450年ぶりに再建され、多くの参拝客を出迎えていました。

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文化勲章受章の中村晋也氏作の仁王像

南大門の両脇には阿吽の金剛力士像が立っています。

筋骨隆々とした迫力ある彫刻に、思わず見とれてしまいました。

そもそも二体居るから仁王像なのであって、阿形と吽形が揃ってこそバランスが取れるというものです。

喜光寺南大門の仁王像

向かって右側に立つ、阿形の仁王像。

振り上げた掌を広げて、鋭い眼光を光らせます。

造像に携わった中村晋也氏は、三重県亀山市出身の彫刻家です。文化勲章受章者であり、その作品には並々ならぬパワーが漲ります。

喜光寺本堂

南大門から金堂を望みます。

「試みの大仏殿」と呼ばれる喜光寺の本堂ですね。

金堂には本尊・阿弥陀如来坐像が祀られています。国の重文に指定される仏像で、平安時代後期の作とされます。写真撮影が許可されていますので、仏像好きの方におすすめ致します。

喜光寺南大門の仁王像

阿形の仁王様!

高さ3.2mのブロンズ像です。

やはり下のアングルから撮ると、迫力が倍増しますね。指の一本一本に生気がみなぎります。

喜光寺南大門の仁王像

向かって左側の吽形仁王像。

阿吽の呼吸で、邪悪なものの侵入に目を光らせます。

私もお気楽な参拝客の一人ですが、仁王門を通る時だけは身の引き締まる思いがします。

喜光寺南大門

南大門の奥行きは9mあるようです。

南大門の周りの柵が少し気になりますね。

これはやはり設置しなければならなかったのでしょうか。喜光寺の周辺は道路が複雑に入り組んでいます。現代の交通事情を考慮すれば、致し方のない策だったのかもしれません。