小島町御霊神社

栄山寺の境内に御霊神社がありました。

国宝八角円堂の真横です。位置的には栄山寺の鬼門(北東)に当たります。元は春日神社という鎮守社でした。五條市という場所柄か、現在は井上皇后が分祀されているようです。

小島町御霊神社の鳥居

小島町御霊神社の鳥居。

栄山寺の住所は、奈良県五條市小島町です。小島町にある御霊神社ということですね。皇位継承問題の犠牲となり、五條の地に幽閉された井上内親王(いのえないしんのう)。その祟りを怖れ、手厚く祀ったのが御霊神社の起源です。

栄山寺の国宝梵鐘
栄山寺に伝わる国宝。平安時代の青銅製梵鐘で、高さは157.4cmです。国宝の鐘と言えば、東大寺を思い出します。東大寺の鐘に比べれは小さいですが、小野道風の書と伝わる銘文が残ります。栄山寺の国宝梵鐘。山門入ってすぐ左手にありました。梵鐘の四面...

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祟り神の霊力を授かる栄山寺

歴史的に怨霊となった人物が何人かいますよね。

井上内親王もそうですが、菅原道真や崇徳天皇、平将門なども祟り神と言えそうです。

祟りの語源は、神がこの世に出現する「立ち有り(たちあり)」にちなんでいます。祟りと言うと悪い意味で使われることが多いですが、元来は良い意味も含んでいたようです。怨霊を恐れて祀るわけですが、呪いの力が強ければ強いほど、反転してご利益のパワーも並外れたものだったはずです。

小島町御霊神社の狛犬と栄山寺八角円堂

小島町御霊神社の狛犬と八角円堂。

お寺の中の神社。よく見る光景ではありますが、御霊神社を祀るあたりは五條市ならではですね。

栄山寺本堂

栄山寺本堂。

御本尊の薬師如来坐像を安置します。結んだ禅定印の上に薬壺を乗せる珍しい格好をなさっています。

小島町御霊神社と栄山寺八角円堂

井上内親王は聖武天皇の長女です。

若い頃は伊勢神宮に奉仕する斎王でした。任務を解かれた後は京へ戻り、高齢出産で他戸親王(おさべしんのう)を生みます。他戸親王は皇太子に立てられましたが、後に井上内親王の大逆の罪により、母子共に五條に幽閉されることになります。

井上内親王が鎮まる五條市霊安寺町の御霊神社・・・栄山寺からさほど遠くもなく、私も一度訪れたことがあります。

小島町御霊神社の由緒

小島町御霊神社の由緒。

小島一円の氏神として崇められています。霊安寺の御霊神社より分祠されたことが記されていますね。

小島町御霊神社の獅子

狛犬だとばかり思っていますが、これは口を開けた獅子なのかもしれません。阿形で角が無いのは獅子の特徴と学んだ覚えがあります。

獅子と狛犬の特別公開@春日大社景雲殿
春日大社の第六十次式年造替を祝って特別公開が続く境内。6月1日から30日までの一箇月間に渡り、境内の景雲殿(けいうんでん)に於いて「御出現!春日大社の神獣」~800年を経て御本殿獅子・狛犬初公開~と題するイベントが開かれています。記念クリア...

井上内親王が幽閉された地には、聖神社というお社もあるようです。井上院(いじょういん)と称す、ゆかりの地も気になりますね。

小島町御霊神社の狛犬

口を閉じ、角を持つのが狛犬。

春日大社景雲殿の特別公開で、獅子と狛犬の見分け方をボランティアガイドの方から教わりました。

小島町御霊神社の両部鳥居と栄山寺八角円堂

小島町御霊神社の鳥居は両部鳥居ですね。

神仏習合の地に建つ鳥居として知られます。

小島町御霊神社拝殿

小島町御霊神社の拝殿。

石燈籠の竿が石垣ですね、これは珍しい。

小島町御霊神社の石燈籠

吉野川流域で採れた石材なのでしょうか。

笠の部分も含め、火袋以外はこの地ならではの趣です。

小島町御霊神社の石燈籠

笠の上の落葉。

小島町御霊神社

拝殿から続く石段。

その上に本殿が祀られていました。

小島町御霊神社の本殿

湾曲していますね。

より高所に祀られる井上内親王。地元の方々の篤い気持ちが伝わってきます。

五條恵比須神社!井上内親王の神輿
五條本陣の南に朱色の鳥居が建っています。吉野川の向こう側に鎮座する御霊神社の御旅所・五條恵比須神社です。1607年に建てられた民家・栗山家住宅の向かって右側に当たります。御祭神は蛭子命(ひるこのみこと)と井上内親王(いがみないしんのう)のよ...
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