伊勢街道から少し北へ寄り道すると、大神神社の境内摂社「玉列神社」があります。
玉列神社の見どころは、安産にご利益があると言われる誕生石(たんじょうさん)。その他にも、樹齢800年の巨木ケヤキや春の椿などがあります。
玉列神社の誕生石。
大神神社と言えば、三輪山山中の磐座信仰が知られています。
神宮寺の名残を伝える阿弥陀堂
三輪山の麓に位置する玉列(たまつら)神社境内にも磐座への信仰が根付いているんですね。
誕生石目当てに安産祈願に訪れる参拝者も多いと聞きます。
「阿弥陀寺のケヤキ」「雷の落ちた木」と呼ばれています。
樹齢800年、幹周り4.3m、樹高15mの巨木です。
玉列神社の向かって右側に、慈恩寺の阿弥陀堂があります。
玉列神社の神宮寺だったようです。
玉列神社の鳥居額束。
玉列神社は元来、旧指定村社であったそうですが、大正10年に大神神社の境内摂社となりました。
玉列神社ご参拝。
御祭神は玉列王子神・天照大神・春日大神。
玉列神社にも天照大神が祀られているんですね。鈴緒の向こうの垂れ幕・・・そこに見える家紋は尾長巴紋でしょう。
玉列神社の絵馬。
椿の名所だけあって、絵馬にも椿が描かれています。
三輪山周辺エリアには、古代から椿の花が咲いていたと伝えられます。海柘榴市(つばいち)の名前も椿に由来しています。
椿のつぼみですね。
3月には椿まつりが催される玉列神社。
桜井茶臼山古墳から白山神社へ向かう途中、伊勢街道のオプションコースとしておすすめの神社です。