大神神社のささゆりが咲き始めています。
昨今話題の天皇退位ですが、来年2019年度の4月30日と発表されています。つまり、平成最後の大神神社のささゆりということになりますね。2014年の秋に平成天皇の御親拝を仰いだ大神神社ですが、あれからもう4年近くの月日が流れています。
ささゆり園のササユリが今年も綺麗な花を咲かせていました。
長椅子に腰掛けてスマートな蕾を観察
ささゆり園は傾斜のある場所に設けられています。
二の鳥居をくぐって拝殿前に進み出る途中、参道左手に見えているのがささゆり園です。比較的栽培の難しい花のため、遠目からでは決して「満開」といった感じではありません。しかしながら、無料で見学できますのでささゆり園の中に入ってご覧になられることをおすすめします。
園内のベンチ。
通路の隅っこに腰掛が用意されていました。
初夏の木漏れ日が心地いいですね。
蕾の状態のささゆり。
開花した笹百合もいいのですが、まだ開いていない蕾も素敵です。この首を傾げたような姿がささゆりの特徴ですね。
ささゆり園の案内看板。
シーズンになると、二の鳥居手前で常時開花状況が案内されています。
数本の花が咲き多くの蕾が色づいております
花そのものよりも、ささゆりの蕾に興味を抱く人もいるぐらいです。ほのかなグラデーションで開花の時を待ち続けます。
三輪山フォトコンテストの入選作『三枝祭』。
自販機の設置された休憩所に展示されていました。
宮司賞も併せて受賞された小西誘一郎さんの作品ですね。ささゆりを手に交差する巫女が見事に切り取られています。おそらく率川神社で撮影された一枚でしょう。
大神神社祈祷殿。
祈祷殿前にささゆり園の入口があります。
美しいカーブを描く花びら。
茎の先っぽに開花していますが、痛々しいほどに細いですよね。とても健気(けなげ)です。
段差注意の案内。
花に気を取られて転倒しないよう、足元には十分お気を付け下さい。
ぐるりと回り込んで、上がって行きます。
今回私が訪れたのは6月1日の正午前です。
まだまだこれからといった感じですが、数本のささゆりは既に咲き終わっていました。
通路から一番近い所に咲いていました。
園内には立ち入れませんので、通路から近い場所に咲いている個体を探します。
こんな色のささゆりも開花していました。
今年は桜の開花も早かったですが、ささゆりも例年より少し早めです。
ささゆり園の開園時間は午前9時~午後4時までとなっています。三枝祭の翌日の6月18日まで無料開園中です!