2013年2月3日に催された大神神社の豆まき行事。
女優の岩下志麻さん、元巨人軍のエースだった桑田真澄さん、元Jリーガーの岩本輝雄さんらも裃姿で拝殿から豆をまいておられました。
拝殿の真ん中から福豆を撒かれる岩下志麻さん。
普段から大神神社にはよくご参拝になられているということは伺っておりましたが、節目のイベントにもこうやってごお越しになられているんですね。
年男・年女が撒く福引付きの福餅
映画で卑弥呼の役を熱演されたことでも知られる岩下志麻さん。
あくまでも個人的見解に過ぎませんが、箸墓古墳と三輪山との間に伝わる神婚譚のことを思えば、ちょうどその頃から三輪山に対する思いをお持ちになられていたのかもしれませんね。
大神神社の節分祭で、豆が撒かれるのを今か今かと待ちわびる参拝客たち。
この待ち時間が結構長いのです(笑)
いえ、長く感じられると申しますか・・・全国各地で行われるどこの節分祭でも同じことだと思うのですが、豆まきの前には重要な祭事が執り行われます。拝殿の中で厳かに進められるメインイベントの模様を音で聞きながら、ひたすら待ち続ける拝殿前の参拝客たちという構図。
参列者の名前を読み上げておられるのか、節のある神社独特の口調で「桑田真澄」の名前が読み上げられました。さすがにその時は、同姓同名の方もおられるんだなぁ、という風にしか受け止めておりませんでした。まさか、あの桑田真澄さんが豆まきにいらっしゃっていたとは!
スポーツの体罰問題が取り沙汰される昨今ですが、桑田さんが講演をされた日と重なっていたのかもしれませんね。
裃姿の年女と思しき方々が、続々と大神神社の拝殿へと向かわれます。
御神紋の三本杉がデザインされていますね。
節分祭の開始時刻である午前11時が近づいてくると、拝殿前の参拝客の数も増加の一途を辿ります。
二の鳥居前に到着するシャトルバス。
豆まきに合わせて、たくさんの参拝客を乗せたシャトルバスが到着しました。自転車の数も普段よりは多いような気が致します。大神神社周辺に住むご近所の方々も来られているのでしょう。
拝殿前に上がると、会場は節分モードで満たされていました。
条件反射のようなもので、笹の葉を見ると一年の節目を感じます。
厄除破魔矢も販売されていました。
初穂料は3,000円のようですね。
豆まきイベントを前に、一年の福を授かりに参った参詣客が、お守りや破魔矢の前にも行列を作っていました。
紅白の幕が掛けられた豆撒きの舞台。
朔詣りの日に目にした、あの豆まきステージですね。
幕が掛けられて、いよいよ臨戦態勢に入っています。大神神社節分祭の福豆は、拝殿正面の他にも、左右の拝殿両側からも撒かれることになっています。
これから始まる豆まきを前に、報道各社のカメラマンもスタンバイされています。
節分の日の新聞紙面を賑わわせ、ニュース番組の題材にもなる豆まき行事。格好の取材対象を前に、いよいよ力の入る報道陣の皆様方。
こちらは福升ですね。
裃姿の年男・年女の参列者たちが、福升を手にして福寿豆と福餅を撒きます。
その中の福餅には、特賞や一等賞などの福引が付いています。待ちわびる参拝客たちの方にも、自然と気合が入ります。
クライマックスの豆まき直前に、巫女さんが拝殿前へ進み出ます。
一堂に会する参拝客が頭を下げ、巫女さんによるお祓いが始まります。清らかな鈴の音が境内に響き渡り、その場が清められます。巫女さんのお清めが終わると、いよいよお待ちかねの豆まきです。
場内にどよめきが湧き起こり、その視線の先には女優の岩下志麻さんがいらっしゃいました。
残念ながら私の居場所からは、桑田さんや岩本さんの姿を確認することができませんでした。豆まきの後に行われる「参列者の記念撮影」まで居残りしていればよかったのですが、その後の仕事があったので境内を去ることになりました。
2月1日から6日までの期間中、大神神社では縁起物の吉兆福笹が授与されます。
大神神社の節分祭・福寿豆撒式に参加できなかった方々も、6日までなら福笹を拝受することができます。この機会に是非、大神神社にお参りしましょう!