天理教周辺エリアは桜の名所です。
別席場前のしだれ桜は特に素晴らしく、多くの見物人で賑わっていました。
天理教教会本部の神殿ですが、人間創造の聖地とされる「ぢば」に建っています。ぢばを中心に東西南北に礼拝場が設けられ、その総畳数は3,157畳にも及びます!教会本部は無料で見学することができます。礼拝場は太い廊下でつながれ、信者さんが雑巾がけをなさっています。その横を通りながら、天理教の壮大さに圧倒されます。
天理教教会本部の枝垂桜。
場所は教会本部の東側で、神様のお話を伝える『おやさと館(やかた)』の前です。
全部で3本の枝垂桜が開花しており、丸太と竹で組まれた支柱で支えています。手入れがあってこその桜乱舞ですね!
圧巻のおやさと桜!3月下旬が見頃のしだれ桜
教会本部の枝垂桜の見頃は3月下旬です。
割と早めに開花するようですね。
布留川の畔に咲く八重桜は4月中旬が見頃です。教会本部の東回廊脇のアタミザクラなどは3月初旬から開花します。1か月以上に渡って楽しめる天理教の桜。花見の季節には是非訪れたい場所です。
別席場前の枝垂桜。
2本の巨木が花盛りを迎えようとしています。この右手前にももう一本、名物の枝垂桜が咲いていました。高さ10m、樹冠は20mの大木です。秋田県の仙北分教会からお供えされた桜のようです。
教会本部へのアプローチ。
パンジーでしょうか。色鮮やかな花壇が両サイドで出迎えます。
やっぱり桜はいいですね。
外国人の信者さんも見かけました。日本の象徴である桜は、世界中の人々を惹き付けます。
夜間ライトアップも行われているようです。
ライトアップ時間は19時から20時までの1時間。天理教独特の建造物を背に浮かび上がる桜、想像するだけでゾクゾクします。
天理教界隈の桜は、『天理さくらウォーク おやさと桜MAP』に詳しく案内されています。
なら歴史芸術文化村の道の駅へ行けば、その地図を手にすることが出来ます。教会本部の左手前には「プリンセス雅」という桜が咲くようです。天皇陛下と雅子様のご成婚を記念した品種とのことで、大きな花弁でうつむき加減に咲きます。
こちらは雪柳ですね。
桜のみならず、様々な春の花が咲き乱れていました。
こちらの桜も、全国各地の天理教信者から寄贈されたものでしょうか。
天理教の街を歩いていると、「ようこそおかえり」という垂れ幕をよく見かけます。全国津々浦々から集まる、親里「ぢば」への想い・・・手塩にかけて育てた桜が咲く姿は、天理教信者の想いの結集です。
手前の枝垂桜は少し開花が早かったようです。
見頃は過ぎていましたが、その枝っぷりは十分に伝わってきます。
放射状に支柱を広げ、桜の成長を見守り続けます。
三輪山麓の敷島大教会にも出かけましたが、同じような枝垂桜が開花していました。天理教ならではの咲かせ方でしょうか。
下から見上げます。
ここは大きな桜の笠の下・・・見事な骨組みです。
カメラ片手に、多くの見物人がシャッターを切ります。
宗教施設ゆえ、お弁当を広げることはできません。
花見のスタイルも色々あっていいと思います。教会本部の枝垂桜は、周囲をぐるぐる巡りながら楽しめます。時には枝垂れた桜の下に入り、桜のカーテンを満喫します。
それに何よりこの建造物!
天理教ならではの桜見物です。
別席場の背後には駐車場もあります。JR・近鉄天理駅から徒歩で向かうのもいいですね。駅前広場のコフフンからアーケード街の天理本通りを抜け、教会本部へとアクセスします。