聖徳太子の腰掛石!安堵町の飽波神社

安堵町の飽波神社境内に聖徳太子の腰掛石があります。

斑鳩宮と飛鳥小墾田宮を往来したと伝わる太子道(筋違道)沿いに、聖徳太子の腰掛石が今も静かに横たわります。

飽波神社の聖徳太子腰掛石

聖徳太子の腰掛石。

太子の愛馬・黒駒と共に、この石の上で休憩したと言い伝えられます。

思わず自分も座ってみたくなる衝動に駆られました(笑)

なもで踊りの飽波神社@安堵町
奈良県生駒郡安堵町に飽波神社という古社があります。 大和川や富雄川が近くを流れる低湿地帯に鎮座しています。聖徳太子創祀の神社であり、御祭神はスサノオノミコトとされます。 太子道沿いに建つ飽波神社。 駐車場が近くに見当たらなかったので、紫雲山...

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雀が神の使い!休息中の太子を癒す

安堵町のかかし公園へ行くと、巨大な聖徳太子像を見ることが出来ます。

太子道沿いから法隆寺を見つめる姿に圧倒されます。太子像の高さは約12mと言いますから、東大寺の大仏にも迫るスケールですね。

飽波神社の鳥居

飽波神社の鳥居。

広島大仏で有名な極楽寺にも程近く、休日にもなれば観光客の姿をよく見かけます。

聖徳太子が通勤路として通った太子道。

居住地の斑鳩と執務地の飛鳥を結ぶ最短経路でした。実際に黒駒に乗って、飽波神社の前の道を毎日通っていたのでしょうか?古代史ロマンが掻き立てられますね。

聖徳太子腰掛石

腰掛石にズームイン。

確かに腰を下ろすにはもってこいの石ではないでしょうか。

聖徳太子の腰掛石は奈良の結崎にもあるそうですが、私はまだ行ったことがありません。飽波神社の腰掛石を見たからには、是非、機会があれば結崎の腰掛石も見物してみたいものです。

聖徳太子腰掛石の案内板

腰掛石の案内板。

聖徳太子生誕の地と言われる飛鳥の橘寺に、太子が愛した黒駒像が建てられているのを思い出しました。

案内板を拝見して初めて知ったのですが、ここ飽波神社で聖徳太子を癒すために雀が舞ったのですね。石上神宮の神の使いが鶏ならば、飽波神社の神の使いは雀です。古代に神聖視された鳥への憧憬が見て取れます。

聖徳太子腰掛石

聖徳太子ゆかりの地は法隆寺ばかりではありません。

奈良県内には数多くの太子伝説が残されており、その足跡を辿るのも旅の楽しみの一つとなっています。

2021年度の今年は、聖徳太子没後1,400年のメモリアルイヤーです。

飽波神社の他にも、太子の東国平定の功により建立された宗祐寺(宇陀市)、百済から太子に献じられた菩薩立像を本尊とする秦楽寺(田原本町)等々、数多くのゆかりの地があります。この機会に是非訪れてみてはいかがでしょうか。

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