御所市の鴨都波神社。
拝殿向かって左側に、神農社(しんのうしゃ)という名前の境内社が鎮座しています。
神農社。
紫陽花が咲く鴨都波神社境内に、ひっそりと佇んでいます。
鴨都波神社の紫陽花
大神神社の別宮とも称される鴨都波神社。 毎年休暇を頂いている梅雨の時期に、御所市宮前町に鎮座する鴨都波神社を訪れて参りました。 鴨都波神社に開花する紫陽花。 紫陽花の名所と言ってもいいぐらいの紫陽花が咲き乱れています。鎮守の杜も含めて境内は...
医薬の神を祀る鴨都波神社
個人的な昔話になりますが、私が小さい頃、大神神社の参道沿いに神農(かみの)さんという苗字の方がお住いになられていました。神農という文字を見ると、いつも思い出すのです。
神農社の手前に社号標がありました。
「神農薬祖神」と刻まれています。
大阪の道修町にも神農(しんのう)さんと呼ばれる少彦名神社がありますが、薬や医療の神様として崇められています。三輪山の麓にも磐座神社が祀られており、その御祭神は少彦名大神です。
鴨都波神社の神農社。
大神神社の別宮とも言われる鴨都波神社境内に、大神神社と同じ神様が祀られているのは偶然ではないような気がします。
御祭神は少名毘古那神と記されています。
漢字表記こそ違いますが、大物主命と共に国土を開発した少彦名命を指しています。医薬の神、病気平癒の神、「百薬の長」としての酒の神と続きます。
酒の神というところが、いかにも大神神社とリンクしていますね。