奈良県内で進められる植栽計画。
魅力ある小庭の集合体として、県全体を一つの美しい庭にしようとする試みです。県内の観光名所を歩いていると、度々見かけるようになりました。以前にも山の辺の道で目にしましたが、万葉文化館の駐車場近くにも「なら四季彩の庭」がありました。
飛鳥エリアの『なら四季彩の庭』。
明日香村の広域地図と共に、石のベンチが置かれていました。
見て楽しむだけでなく、庭の中を歩いたり自然と触れ合ったりしながら時間を過ごすことができます。体験型ミュージアムの万葉文化館から亀形石造物の前を通り、酒船石、石舞台古墳へと向かう途上に位置しています。
美しい景観作りを目指す奈良県植栽計画
周遊型の休憩スポットといった趣でしょうか。
ただベンチが設置されているだけではなく、庭の中を歩いたりしながら、まったりと楽しめるような工夫が感じられます。
シンボルマークでしょうか。
四つの葉の中心に描かれているのは奈良県の地図です。パッと見は花びらにも見えたのですが、この四つ葉は四季を表現しているそうです。
「なら四季彩の庭づくり」とは
県内には個性的な名所などが随所にあり、これらの一つ一つを「小庭」としてとらえ、四季折々の彩りを楽しめるような庭づくりを行うことで、魅力を向上させます。そして、それぞれの「小庭」が役割を果たしながら集まることで、県全体が調和のとれた大きな「一つの庭」となるように整えていきます。
こういう取り組みはいいですね。
観光客にも地元の人にとっても有難いことです。
飛鳥を代表するミステリーストーンの酒船石。
なら四季彩の庭から石舞台古墳へ向かう途中の丘陵上にあります。
桜や紅葉をはじめ、四季折々に様々な表情を見せる美しい自然。その中に包まれながら、今日も数多くの観光客が行き交っていました。