飛鳥坐神社の本殿向かって右側に「むすびの神石」が鎮まります。
注連縄と紙垂で結界を張られた陰陽石です。
むすびの神石。
子孫繁栄を祈願する飛鳥坐神社のおんだ祭りは広く知られるところです。
陰と陽。すべからく世の中の森羅万象は、プラスとマイナスの両要素から成り立っているとも言えます。
飛鳥坐神社の蝋梅&むすびの神石
おんだ祭で有名な飛鳥坐神社。 冬を彩る蝋梅の花が鳥居近くに咲いていました。 飛鳥坐神社の蝋梅(ろうばい)。 とても香りの強い花です。鼻を近づけてみると、確かに梅に似た匂いがします。 明日香村東端の八釣地区も蝋梅の名所ですが、境内でロウバイの...
生命誕生の瞬間!神々しい結びの概念
むすび。
結びは「生す(むす)霊(ひ)」であり、「産す(むす)日」でもあります。湿気漂う中に何かが生み出される瞬間であり、そこには存在における最も根源的なものが含まれます。
飛鳥坐神社拝殿。
日本人は昔から「結び」という概念に愛着を覚えてきました。
結(ゆい)や講が地域社会の結び付きを強めていた時代を経験しています。帯の結び目、結納、さらには ”おむすび” に至るまで・・・
むすびの神石を前に、素の状態に戻っている自分にはたと気付かされました。