畝傍山の向こうに二上山。
奈良盆地ではおなじみの風景ですが、畝傍山の真後ろに二上山が見えるのは珍しかったので記しておきます。場所は明日香村八釣から東山へ入るエリアです。八釣マキト古墳を見学した後、どんどん坂道を登って東山集会所方面へ向かいます。
畝傍山の真後ろに二上山。
すっぽり背後に収まる二上山。この角度は初めてだったので、思わずシャッターを切りました。
八釣マキト古墳から上手へ!高所からの絶景
たまには山手へ登るのもいいですね。
普段は体験できないことが待っています。今回見た景色は、汗ばむ陽気の中で坂道を上がったご褒美です。麓エリアには飛鳥坐神社や万葉文化館があります。
八釣マキト1号墳の横穴式石室。
古墳公園の一角に、円墳の埋葬施設が露呈していました。
八釣マキト古墳の上手にある池。
小さな公園から坂道を登って行くと、右手に現れる池です。
来た道を振り返ります。
見えていますね、畝傍山の真後ろに入る二上山。ここからは一直線です。
池の上手へ回り込みます。
ここからも冒頭の景色が望めます。池と畝傍山と二上山が直線上に並びます。
この写真では二上山が少しかすんでいますね。
畝傍山と二上山は、どちらも分かりやすい山容です。どこから見ても、それと分かる形をしています。この後、頂上付近の東山集会所から小原集落へと下りました。
こちらは八釣方面へ下るところです。
この辺りは高家方面ともつながっており、景色の開けた場所が楽しめます。
大和平野の西に聳える二上山は日没の象徴です。
阿弥陀如来の極楽浄土にも通じ、夕日の綺麗な山でもあります。二上山の雄岳麓には、大津皇子の墓と噂される鳥谷口古墳があります。落日とあの世が結び付きますね。
麓付近まで下って来ました。
八釣総代のお知らせですね。コスモス畑を耕しておられるようです。
案内板から少し登った所に鎮座する弘計皇子(をけのみこ)神社。
第23代顕宗天皇を祀ります。
弘計皇子神社からさらに歩を進めると、飛鳥資料館・山田寺跡との分岐点に出ます。
四方を山に囲まれた奈良盆地。
夏は蒸し暑く、冬は底冷えのする地勢ですが、山々を望む風景は他には代えがたいものがあります。また一つ、新たなポイントを見つけたような気がします。