山の辺の道の道中に夜伎岐神社はあります。
天理市乙木町の北方~たいこ山に鎮座する社で、夜都伎(やつぎ)神社と読みます。
夜都伎神社の拝殿。
茅葺屋根のどこかほっこりとした雰囲気を醸し出す拝殿・・・その奥には社殿が控えています。
山の辺の道の夜都伎神社
竹之内環濠集落から内山永久寺跡へ至る途上に、春日大社と縁の深い「夜都伎神社」というお社があります。 読み方は夜都伎(やとぎ)と読みます。別名「春日神社」とも呼ばれる由緒正しいお社です。 木立の向こうに夜都伎神社拝殿を望みます。 最近葺き替え...
魔除けのヒイラギ鰯!山の辺の道で発見
山の辺の道を歩いていると、様々な出会いがあります。
柿やみかんの無人販売所はよく知られますが、昔ながらの民家を見ながら歩くのも気分が和みますね。
夜都伎神社は乙木社と春日社を合祀し、延宝年間以後は夜都伎の社名を用いるようになりました。
俗に春日社と言われ、春日の四神を祀ります。
山の辺の道の途上で見つけた柊鰯(ひいらぎいわし)。
節分の魔除けですね。
ヒイラギの小枝に焼いたイワシの頭。
柊の鋭い葉の棘で鬼の目を刺し、鰯の臭いで鬼を近付けないという言い伝えがあります。韓国における鴨と唐辛子にも似ていますね。
鴨と唐辛子に見る韓国の風習
10月末に行われた大神神社の結婚式。 国際結婚のカップルがまた新たに誕生致しました。 日本人の新郎様と韓国人の新婦様。挙式後の会食を前に、両家のご両親に結婚を報告するセレモニーが執り行われました。下準備の際に、新郎新婦様から色々お話をお伺い...
歴史の中に息づく慣習のようなものに出会えるのも、山の辺の道ウォーキングの醍醐味です。
夜都伎神社の赤い鳥居の足元に、小さなお地蔵様が陣取っていらっしゃいました。
とても愛らしいお地蔵さんです。
春日社の文字が見えますね。
境内にはとても静かな空気が流れます。秋には綺麗な紅葉も愛でることができるようです。
山の辺の道散策のルートでは大神神社、檜原神社、石上神宮などが有名ですが、夜都岐神社のような鄙びた感じの社もいいものです。