JR・近鉄桜井駅から南の方角に向かうと、桜の井という井戸があります。
若桜神社の手前を右に曲がると、その桜の井が姿を現わします。
桜の井。
井戸と歴史の関わりは深いものです。
奈良県桜井市の”桜井”の地名由来にもなっている井戸です。
若櫻神社!山桜の神紋@桜井市谷
桜井市谷に鎮座する若櫻神社。JR桜井駅南口から真っすぐ南へ歩いて行くと、国道を超えた右側にこんもりとした杜が見えて参ります。桜井市大字谷字西浦に鎮まる若櫻神社の鎮座地です。駅前のマルツベーカリーでアンフライを購入した後、桜井駅から南の方角へ...
アップダウンの激しい桜井
桜井駅の北側はそうでもありませんが、南側にはアップダウンの激しい場所がいくつか見られます。
漢字は舶来のものであり、由来や歴史を考察するに当たっては”音”から入るべしとよく言います。ややもすれば、”桜井”で花のサクラを思い浮かべてしまうのですが、あくまでも”さくらい”の音に注目です。
桜井の地名は、その凹凸に富んだ地形に端を発するのではないかと聞いたことがあります。
桜井の「さ」が接頭語で、「くら」は”鞍”の意味ではないかと・・・
馬の背中に乗せる鞍を想像してみれば、その地形が頭の中に浮かびます。実際に、安倍文殊院や土舞台周辺の土地は起伏に富んでいます。
この井戸が、「さ」と「くら(鞍)」に続く「い(井)」になるのでしょうか?
歴史の秘密を紐解けば、色々なことが見えてきそうですね。