熊凝精舎跡に建つ額安寺。
山門前の向って左手に無料駐車場が用意されています。駐車台数は数台といったところでしょうか。
額安寺の駐車場。
聖徳太子が学問道場として開いた熊凝精舎(くまごりしょうじゃ)。
熊凝という地名の由来は、隈郡(くまごおり)にあると言います。
旧平群郡の東の隅っこを意味しています。葉っぱの周りが白い笹のことを熊笹(クマザサ)と言いますよね。クマザサは隅笹(クマザサ)に通じます。平群郡の隅っこに位置していたから、隅郡(くまごおり)で、それが後に熊凝(くまごり)に変化していったのではないでしょうか。
熊凝精舎の額安寺!聖徳太子創建
聖徳太子創建の学び道場「熊凝精舎」跡地に建立されたお寺。 名前を額安寺(かくあんじ)と言います。 額安寺のご本尊・虚空蔵菩薩半跏像(重文)を安置する虚空蔵堂。 山門を入って右手にあります。 今回の参拝は車でのアクセスでした。 近くまでは割と...
平端の地名由来
額安寺は明応8年(1499)に、赤沢朝経(あかざわともつね)の大和乱入に際し焼き払われています。その後、慶長2年(1597)に秀吉から寺領を授かり、江戸時代へと寺勢を保つことになります。
宝篋印塔(ほうきょういんとう)。
額安寺の門を入ると、右手に立派な宝篋印塔(ほうきょういんとう)が建ちます。
当館大正楼から額安寺へアクセスするには、近鉄橿原線と並行して通る大和中央道を北へ進みます。額安寺は西名阪自動車道のすぐ近くにあるんですが、近鉄電車を利用するなら平端駅で下車します。
額安寺山門。
この門の左手前に駐車して参拝します。
ところで、平端(ひらはた)という地名も ”平群郡の端っこ” を意味しています。
現在の額安寺の住所は、大和郡山市額田部寺町36となっていますが、昔は平群郡に属していたようです。
日本最古の虚空蔵菩薩を安置する虚空蔵堂。
西名阪自動車道からのアクセス方法は、名古屋・天理方面より「大和まほろばスマートIC」から約5分となっています。