矢田聖天の違い大根

家紋にも色々ありますが、矢田寺の矢田聖天には違い大根が見られました。

聖天さんには大根紋がよく使われていますが、矢田寺大門坊の聖天さんもどうやら例外ではないようですね。

違い大根・矢田聖天

違い大根。

とてもリアルに大根の形をした紋です。

矢田寺の渦紫陽花!地蔵の化身
紫陽花の名所・矢田寺。 今年のアジサイ園は、残念ながらコロナ禍で中止のようです。おうちで楽しめるよう、数年前の記事を再編集しておきます。 矢田寺に咲く渦紫陽花(うずあじさい)にフォーカス。花びらの縁が曲がり、渦を巻いているような形の珍しい品...

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象頭人身の歓喜天(かんぎてん)!大根がシンボル

なぜ大根なのか?

その理由は、他ならぬ大根が大聖歓喜天の供物だからでしょう。

違い大根・矢田聖天

矢田聖天。

聖天さんは象頭人身を持つ仏教の守護神であると伝えられます。

大根の白色は息災を意味し、食すると体内の毒や煩悩を消す作用があると言われています。

矢田聖天の香炉台

歴史的に見ると、大根紋は将軍綱吉の母・桂昌院を輩出した本庄氏の使用紋として知られます。

矢田寺地蔵菩薩と紫陽花

矢田寺の境内には、数多くのお地蔵さんがいらっしゃいます。

あじさい寺としても有名で、6月上旬から7月中旬にかけて約1万株の紫陽花が境内を彩ります。

矢田聖天香炉台の脚

大根紋には「違い大根」の他にも、1本の大根が真正面を向いた「真向き大根」、1本の大根が葉っぱ共々身をくねらせて丸い形を作っている「大根の丸」、さらには2本の大根が向かい合う「割り大根」などがあります。

種類の違う大根紋の中でも、この違い大根のデザインが一番綺麗に見えます。

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