宇陀市に鎮座する宇太水分神社の社紋。
面高(おもだか)紋です。
湿地帯の沼や沢に自生するクワイに似た水草で、「沢潟(オモダカ)」と書きます。
面高紋がデザインされた提灯。
”面目が立つ” 縁起の良い家紋として根強い人気を誇ります。
勝ち草に頼朝杉!宇陀水分神社の境内
社紋は紛れもなく神社のシンボルです。
その神社の性格を如実に物語っています。
宇太水分神社(古市場)境内に生える頼朝杉。
樹齢400年と伝わる、二代目の頼朝杉なんだそうです。
面高紋はどこか矢じりにも似ています。
矢じりの形から「勝ち草」を連想させ、好んで使われたというお話も聞かれます。
水崇拝の神社に、水草の社紋。
名実ともに合点のいく社紋選択のような気がします。