護王神社の藤紋『向い四つ藤』

足腰の神と仰がれる京都護王神社。

境内には護王神社の神紋である「向い四つ藤」があちこちに見られます。

護王神社の藤紋・足腰御守

まるで蝶々が向かい合っているかのような美しいデザイン。

家紋の世界には「向い蝶」という紋が実際にありますが、護王神社のそれは格式高い藤紋です。

護王神社は足腰の神様
足腰の神様として知られる護王神社。 毎月21日の午後3時より、境内に於いて足腰祭が催されます。 参列者は本殿で祈願祭を終えた後、表門前の御千度車を回します。足腰の大御守の下をくぐって足腰の健康安全を祈願するという流れです。 足萎難儀回復の碑...

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イノシシ神社の御神紋

猪(いのしし)と「向い四つ藤」。

護王神社参拝の際、境内の至る所で目にするシンボルです。

護王神社

京都御所の蛤御門の西に鎮座する護王神社。

桓武天皇に平安京遷都を進言し、その造営に貢献した和気清麻呂が祀られている社です。慈善活動に邁進した清麻呂公の姉・和気広虫も御祭神として名を連ねます。

護王神社の神紋・向い四つ藤

藤の花は、蝶に似た形の小さい花が集まって蔓を形成します。

たおやかに垂れるその姿は美しく、かの「源氏物語」にも藤花の宴を催したことが記されています。

猪の奉納品

ガラスケースの中には、猪の奉納品が並んでいました。

御祭神の和気清麻呂を窮地から救ったイノシシ。言い伝えに従い、古来より崇拝の対象になっています。イノシシ神社と呼ばれる所以ですね。

足腰御守・向い四つ藤

こちらにも向い四つ藤の紋が見られます。

藤紋の中でも、上り藤や下り藤は数多く見られますが、向きあう形の紋は珍しいのではないでしょうか。

向い四つ藤

護王神社へのアクセスは、市バス・京都バス 烏丸下長者町徒歩すぐ、地下鉄丸太町駅徒歩約7分となっています。

そう言えば、坂本龍馬の紋は「組み合わせ角に桔梗紋」でしたね。京都観光の見所の一つとして、家紋の世界を辿ってみるのも面白いでしょう。

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