ブイヤベースの元にもなるマゴチ(真鯒)。
夏の薄造りが定番ですが、美味しい出汁のでるアラを使って兜煮にしてみました。
マゴチの兜煮。
三輪素麺にあらの味を含め、人参や大根、牛蒡、椎茸、ブロッコリーを散らします。山椒の実がいいアクセントになりました。
マゴチの姿造り!扁平な頭
姿造りにするとどうなるんだろう? と、以前から思っていた真鯒(まごち)。平べったい頭部が特徴ですが、普段は砂泥地に棲息しており見分けのつかない色合いです。「夏の河豚(ふぐ)」とも言われ、甘味の強い白身は絶品です。 マゴチの姿造り。 扁平な形...
コリンキーの飾り切りを添えたお造り
マゴチは身の締まった白身です。
扁平な体形で、少々卸すのが難しい魚ですが味は格別です。
夏場に味の落ちる鯛に取って代わり、白身の代表格とも言える魚ではないでしょうか。今回も一尾丸ごと入荷しましたので、刺身としてお出しします。
マゴチとヒラマサ、イクラの三点盛り。
生食できるコリンキーを産直市場で見つけ、刺身のツマに使います。黄色いコリンキーが多い中、今回購入したのはややオレンジ色がかったコリンキーでした。ただ桂剥きにしてみると、中は黄色っぽかったです。
マゴチとアマゴ。
マゴチの目をよく見てみると、なんだかオタマジャクシが泳いでいるみたいですね。勾玉状とでも言ったらいいでしょうか、面白い形の目玉です。
本日は食用菊が無かったので、菊花状に切ったコリンキーと寄せ木細工の人参を添えます。
マゴチの平造りもいいですね。丸っこくアーチを描く白身を贅沢に頂きます。
赤い小斑点が特徴のアマゴ(甘子)。
初夏に旬を迎えるアマゴを、自家製柚子味噌の「魚田(ぎょでん)」にして供します。
あら炊きに牛蒡は必須食材です。
マゴチを兜煮にする機会は滅多にありませんが、食材の旨味を余すところなく頂きます。
食欲が減退しがちな夏。
新鮮なマゴチを食べて、暑い夏を乗り切りましょう!