ホウボウと白魚を舟盛りにしてみました。
淡白でかすかな苦味が持ち味の白魚(しらうお)。
2月から4月にかけて旬を迎える小魚です。主に河口近くの沿岸付近で獲れるシラウオですが、宍道湖七珍の一つにも数えられます。
ホウボウと白魚の姿造り。
ホウボウの見せ方は色々ありますね。お皿と水平に盛るも良し、立体的に飛翔をイメージさせるのもいいでしょう。胸鰭の模様は青緑色のものが多いのですが、今回のホウボウはやや違います。おそらく個体差があるものと思われます。
早春の味覚!しらうおと合わせるホウボウ
お刺身で頂ける白魚は早春の時期ならでは。
ホウボウの旬は冬ですので、このコラボもそろそろ見納めになることでしょう。
右手前に白魚を盛ります。
ホウボウ、白魚、鮪を並べ、蝶人参やワラビ大根で飾り立てます。ホウボウは頭を立てて盛り付けると、胸鰭下の軟条がよく見えます。ホウボウの捌き方は色々ありますが、腹びれの近くに硬い骨があるので注意が必要です。結構先が尖っていて怪我をする恐れがあります。
万葉文化館のハクモクレン。
上を向いて花を開かせる木蓮。桜よりも一足早く、早春に開花する花として知られます。お行儀よく全ての花が上を向いていますね。希望を抱かせる姿です。
胸鰭を勢いよく広げるホウボウ!
華のある姿です。
蝶々の季節も春ですね。
ホウボウを三枚おろしにすると分かりますが、背身と腹身が合わさって緩やかなカーブを描いています。中骨を抜いたら、背身と腹身に分けてもいいですが、そのまま丸い状態の刺身を引いてもいいでしょう。ホウボウならではの刺身が楽しめます。
ホウボウの背鰭は前後に分かれています。
舟盛り皿から飛び出しているのは”前方の背ビレ”ですね。
大正楼中庭を背景に撮影。
春の花も少しずつ咲き始めています。
奥座敷の箱庭には梅の花が咲いていましたが、もうほとんど散ってしまいました。今年は暖かい日が多く、駆け足で花の季節が過ぎ去っていきます。