もっちりとして美味しいイトヨリの刺身。
とても上品な魚です。
ご会食予約の当日、新鮮なイトヨリが入荷しました。
関西では特に珍重される高級魚のイトヨリ。
晩秋から冬に掛けて旬を迎える魚で、品のある白身が人気です。赤と黄色の筋状の模様がとても綺麗ですね。
エイとオクラのテリーヌ!入院食にも使われるイトヨリ
イトヨリの身はその柔らかさが特徴です。
高齢者の方でも、良質のタンパク質が摂れます。
安倍文殊院の金閣浮御堂。
11月も半ば近くになると、展望台下のコスモス迷路が整備されます。
来年の干支を模ったジャンボ花絵も登場します。年賀状のデザインに使わせてもらっている人も多いのではないでしょうか。
イトヨリの刺身。
美しい皮に独特の風味があるため、皮を残す ”焼霜造り” にしてみました。
イトヨリの身はとても柔らかく、三枚おろしにする時には注意が必要です。手荒く処理すると、すぐに身が割れてしまいます。皮に香ばしく焼き目を入れて氷水に取り、水気を拭き取ってから刺身包丁で引いていくわけですが、鯛の皮とはまた違い、とてもはがれやすく繊細な取り扱いが要求されます。
イトヨリの左にムロアジ、右にサザエを盛り付けて供します。
イトヨリの尾びれの軟条。
二つに分かれた尾びれの上の方から、細長く伸びる軟条がイトヨリを特徴付けます。
イトヨリの尻びれ。
尻びれを広げてみましたが、とても綺麗ですね。
エイとオクラのテリーヌ。
コリコリとした食感がくせになりそうなエイの身を、ガルニチュールの素材として使用します。生地になるファルスの中にも、エイの肝をしのばせています。
安倍文殊院の山門。
「下馬」の石標がよく目立ちます。
大神神社拝殿前には菊花が奉納されていました。
日本人の感性からして、やはり秋といえば菊ですよね。
上品な白身で水分の多い魚です。
イトヨリは蒸し料理に適しているとよく言われますが、季節の蕪と合わせてみても美味しいでしょうね。もちろん、新鮮なイトヨリが手に入った場合は、迷わずお造りにして頂きましょう。
若宮社境内の「吉野の桜」が色付いていました。
桜井市内では談山神社の紅葉に人気が集まりますが、私個人としては穴場的存在である等彌神社の紅葉をおすすめ致します。「神武天皇ゆかりの地」という歴史ロマンも掻き立てられます。
イトヨリはその柔らかい歯触りのため、入院食としてもよく使われています。
高齢者の食事としてもオススメの食材です。
親子三代で祝う七五三の会食などにも、お似合いの魚ではないでしょうか。