エビスダイの兜煮!骨の旨味を素麺に

高級魚のエビスダイをあら炊きにしてみました。

骨から出る旨味を三輪素麺に移して供します。そうめんの食べ方にも色々あります。普通に冷やし素麺やにゅう麺で頂いたり、揚げ物の衣に混ぜたりと好みに合わせて楽しんでみるのもいいでしょう。

恵比須鯛の兜煮

恵比須鯛の兜煮。

頭を二つに割り、カマと頭頂部に分けます。

よく勘所や要領のことをコツと言いますが、”コツをつかむ”のコツは骨(こつ)が語源です。骨は体の中心を成す重要な部分であり、そこがしっかりしていなければまさしく”骨なし”になってしまいます。豚骨スープは豚の骨から旨味を抽出します。骨から旨味が出るのです。魚の兜煮も骨があるから美味しいのです。

エビスダイの姿造り!極上刺身
珍しい高級魚の恵比須鯛(えびすだい)が入荷しました。 キンメダイ目イットウダイ科の魚で、比較的浅い岩礁域に棲息しています。鋼のようなウロコを身に纏い、鮮やかな赤色をしています。皮に甘味があって美味しいと聞いていたので焼霜造りにしてみました。...

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そうめんが吸うアラの滋味

魚の骨は嫌われがちです。

食べる時に邪魔になるからと、魚より肉を好む人が多いのも事実です。魚のエソなどはとても美味しい白身ですが、骨の多さから敬遠されます。勿体無い限りです。便利な方にばかり流されがちですが、海の資源のことを考えても賢く利用していきたいですね。

万葉文化館の馬酔木

奈良県立万葉文化館の馬酔木。

春先の花としてはあまりにも有名です。万葉集などにも詠われる花で、釣鐘状の花房が綺麗ですね。

大和肉鶏の照焼

大和肉鶏の照り焼き。

奈良県特産品として人気の地鶏です。

エビスダイの兜煮

最初にお箸で骨と身に分けてもいいですが、口の中に頬張りながら”もごもごと”骨を吐き出すのもいいでしょう。

骨の周りの身は美味しいものです。

骨をしゃぶりながら、骨の髄まで味わい尽くすのがおすすめです。

飛鳥寺と菜の花

飛鳥寺と菜の花。

本堂も含めた堂宇が建ち並びます。

大和肉鶏の照焼き

一代限りの大和肉鶏。

成育に時間が掛かり、手間暇かけて育てられます。噛めば噛むほど味わい深い「かしわ」の味を楽しむことができます。大量生産、大量消費のブロイラーの時代が長く続いていますが、近い将来は地鶏の時代が来ることを願ってやみません。

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