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鯉昇りの掛軸!シャガ咲く中庭

端午の節句を控えた4月初旬、鯉の滝登りを描いた掛軸が登場しました。男の子の立身出世を願う縁起物ですが、勢い良く跳ねる鯉に開運を託します。雅堂の『五匹鯉昇図』。絹本に描かれた艶っぽい鯉で、鮮やかな色彩が目を引きます。ふくよかな鯉が水しぶきを上...
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風帯に風鎮!掛軸の部位を学ぶ客室

季節ごとに取り換える客室の掛軸。じっくりと掛軸を見ることもありませんでしたが、あらゆる経済活動がストップした非常事態宣言下、ひょんな機会を頂くこととなりました。今まで気にも留めなかった掛軸の各部位・・・その名前を知ることになりました。花咲か...
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型板ガラス『なると』と網入り硝子

長いリボンがクルクル駆け巡るような模様。型板ガラス『なると』は、1965年に製造された4mm厚さのデザイン硝子です。料理旅館大正楼二階の「香久の間」に見られます。昭和型板ガラス「なると」。鳴門の渦潮が名前の由来になっているのでしょう。製造元...
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仏製型板ガラス『スポットライト』

レトロな趣で人気の型板ガラス。和製硝子のみならず、輸入物の型板ガラスも存在します。応接間にある水玉模様の型板ガラスはフランス製です。サンゴバン社(Saint-Gobain)が製造していたレトロガラスで、洋風の応接間にはよく合います。フランス...
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型板ガラス『ハイウェイ』のノスタルジー

ノスタルジックな昭和型板ガラス。既に生産を終了しており、その希少性にスポットライトが当たります。昭和の時代には当たり前のように見られた型板ガラスですが、昨今では珍しくなりました。大正時代創業の大正楼館内にも、様々な種類の型板ガラスが残ってい...
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昭和型板ガラス『笹』レトロなデザイン

今はもう廃盤となった昭和型板ガラス。レトロな趣に魅入る人も多いと聞きます。大正楼館内にも様々な種類の型板硝子が残り、ノスタルジックな雰囲気を醸しています。昭和型板ガラス「笹」。客室「御笠」の引戸に施されています。日本の夏を連想させる笹ですが...
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靴ベラを英語でshoehorn

靴ベラを英語で何と言うんだろう?ふと疑問に思ったのですが、どうやら shoehorn が正解のようです。horn は角(つの)ですよね。なるほど、靴ベラの先は三角形に尖っていますからね。納得の英単語です。大正楼玄関先の靴ベラ。ご出発の際にお...
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彼岸を彩る狐の松明

残暑が厳しかった9月。今年は幾分、ヒガンバナの開花が遅れました。妖艶な姿に隠された体内時計は正確無比でしたが、今年ばかりは違いましたね。お彼岸過ぎの9月末頃に見頃を迎えることになります。中庭に咲く彼岸花。英名を Red Spider Lil...
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立涌文様の遊び

日本古来の文様に立涌(たてわく)というのがあります。水蒸気がゆらゆらと立ち昇っていく様子を表したもので、「立涌(たちわく)」とも言います。波線を向かい合わせにして、太い部分と細い部分を交互に描く連続模様です。当館の客室を見渡してみると、中庭...
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舟底天井の客室

客室の一つに舟底天井が見られます。天井の中央が高く、両端へ流れる構造の粋な天井です。勾配天井の一種ですが、屋形天井(拝み天井)ほど急ではなく、緩やかな傾斜が特徴です。両流れの屋根構造には、どんな意味が込められているのでしょうか。大正楼客室の...
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