海老芋の美味しい季節を迎えました。
海老のように曲がっているから「海老芋」。ホクホクして甘味のある芋で、豚肉の脂ともよく合います。
ヤマトポーク海老芋巻き。
芯にしているのは蕪の葉っぱや人参です。薄揚げも広げて巻き込みます。作ってみて分かりましたが、通常は挽肉で作る”如意巻き”も、海老芋のマッシュで代用できそうです。
きめの細かい海老芋!ヤマトポークの脂との相性
海老芋は大変肌理が細かく、含め煮にするのが定番です。
京都の名物料理「芋棒」などがよく知られます。海老芋が棒ダラの旨味を吸収してワンランク上の味に仕上がります。”アクも味の内”と言いますが、棒鱈のアクをも抱き込んだ味わいは絶品です。
豚肉の脂とも相性が良さそうです。
口の中に含むと、お互いが程よく溶け合います。
紅くるり大根の花飾りを添えます。
今回は蒸した海老芋をマッシュした後、残りの半分には寿司酢をほどこしました。芋寿司に使ったのですが、寒鰆の芋寿司も程良い口溶けでおいしかったです。
香草焼きにすると美味しいヤマトトポークですが、こうして巻物料理にも使えますね。
紅くるり大根の葉っぱを芯に使えば、見た目もきれいです。
秋から冬にかけて、様々な芋類が旬を迎えます。
地中でたっぷり栄養を蓄えた食材です。余すところなく頂きたいですね。