旬を迎えた葉玉葱(はたまねぎ)。
青々とした葉っぱも食べられるタマネギですね。産直市場へ行くと、葉タマネギの売場が広がっていました。どうやら3月下旬の今が食べ頃のようです。
葉玉ねぎの茶美豚餡掛け。
葉玉ねぎを購入する際、炒め物にしようと思い立ちます。
それから厨房に入って色々考える内に、美味しい豚の粗挽き肉があることを思い出しました。急遽、予定の変更です。さっと煮てから、挽肉の餡を掛けることに致しました。
カテキンを含む茶美豚!甘くて臭味の無いブランド豚
黒豚で有名な鹿児島。
その鹿児島に、これまた美味しい豚が育っています。
その名も茶美豚(チャーミートン)。名前に「茶」が付いているのは、緑茶成分カテキンと薩摩芋の入った飼料を食べていることに因みます。消臭効果のあるカテキンですから、豚肉特有の臭味が感じられません。ビタミンEの含有量も豊富で、旨味の元であるイノシン酸にも事欠きません。
あらかじめ茶美豚には、酒と甜菜糖を含ませておきました。
そこにおろし生姜も少し加え、鍋の中で火を入れます。程よく火が入ったら、本吉野葛を溶いて豚肉餡に仕上げます。
葉玉ねぎの葉の部分は、最初かなりの量に感じられます。
ところが、2~3分湯がく内に嵩が減ります。酢味噌和えにする際は、葉の内側のぬめりを麺棒などで取り除きます。今回はぬめりは取らずに、そのまま切って盛り付けました。後(のち)に玉葱になる根っこの部分ですが、根は残して上から十字に切り込みを入れておきましょう。火が入りやすくなり、湯通しの途中でバラバラにならなくて済みます。
3月21日にオープンした『なら歴史芸術文化村』の駐車場。
新たな奈良の観光スポットとして注目を集めています。
菜の花やパプリカも添えます。
色合いを考えれば、パプリカの赤って貴重ですよね。
茶美豚はとてもスッキリした味わいです。
甘味も強く、とても美味しい豚肉です。
最寄りのスーパーでは滅多に売られていない茶美豚ですが、橿原市のまほろばキッチンで購入することが出来ました。レアなブランド豚と、旬の野菜のマリアージュ。
是非皆さんもお試し下さい。