古語

日本語の意味

神様の心を和らげる『ねぐ』の意味

古語に「ねぐ(祈ぐ)」という言葉があります。 実はこの「ねぐ」は、現代私たちが使っている「願う」や「労う(ねぎらう)」の語源ともされます。 「ねぐ」には、神様の心を和らげる意味合いがあります。 神様に願いを届ける前に、まずはその御心を解きほ...
日本語の意味

宴会を意味する『とよのあかり』

宴会を意味する言葉に「直会(なほらひ)」があります。 神社などの祭事の後、皆で神様のおさがりを頂く直会。「なほりあひ」の略とされ、齋み(いみ)から平常に直ることを意味します。宴会の意味をさらに辿っていくと、直会の他にも「とよのあかり」という...
日本語の意味

まめびとの意味

古語の世界に「まめびと」という言葉があります。 現代にも通じる意味合いで、真面目な人や実直な人を言い表していたようです。 本気になることを「まめだつ」、まともな手紙のことを「まめぶみ」などと表現します。古語辞典の中には全く意味不明な言葉もあ...
日本語の意味

おほみたからの意味

天皇が治める国民のことを大御宝(おほみたから)と言います。 なんだかとても有難い言葉ですよね。 あくまでも搾取の対象ではない国民。神道における司祭の長である天皇には「国中平らかに安らけく」と祈る役割があったと言います。 明日香村の欽明天皇陵...
古事記 日本書紀 万葉集

雲隠るの意味

大津皇子の辞世句が御厨子観音の参道手前にあります。 非業の死を遂げた大津皇子ですが、その万葉歌の中に「雲隠る(くもがくる)」という言葉が使われています。 大津皇子の万葉歌碑。 歌碑の背後には、古代磐余池の跡地が広がっていました。 万葉歌碑の...
日本語の意味

うわなりの意味

ウワナリとは何を意味する言葉なのでしょうか? 天理市石上町のウワナリ塚古墳を見学して、その不思議な名前が引っ掛かっていたのですが、どうやらこの「ウワナリ」には「後妻(ごさい)」という意味があるようなのです。 ウワナリ塚古墳の案内板。 後妻(...
古事記 日本書紀 万葉集

畝傍山の万葉歌@橿原総合庁舎屋上庭園

橿原総合庁舎の屋上庭園へ行くと、万葉風景を詠んだ万葉歌に出会うことができます。 この地ならではの楽しみが用意されていますので、万葉ファンならずとも一度は足を運んでみられることをおすすめ致します。 屋上庭園から耳成山と畝傍山の方向を望みます。...
日本語の意味

おさがりの意味

子供の多かった一昔前には、おさがりという言葉がよく使われました。 兄弟姉妹の間を順繰りに下りていく古着のことを指しますが、古語の世界においては「御下がり」とは元日、またはお正月三箇日に降る雨や雪のことを意味します。おさがりが降ることは豊年の...
大神神社

あらたまと狭井神社

古語に「あらたま(荒玉・新玉)」という言葉があります。 改まるという言葉にも通じる、どこか清新なイメージを抱かせる言葉です。私は日常生活の中での「改善」をモットーとしています。日々繰り返される平凡な毎日の中で、微調整を常に心掛けています。少...
日本語の意味

たたなづくの意味

大和への思慕を謳った日本武尊の有名な歌。 大和は国のまほろば たたなづく青垣 山ごもれる 大和しうるはし たたなづくとは、山並みが幾重にも重なって続く様子を表していますが、この「たたなづく」の「たた」は、畳の「たた」と同じ意味を持ち合わせて...
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