館内案内

彼岸を彩る狐の松明

残暑が厳しかった9月。今年は幾分、ヒガンバナの開花が遅れました。妖艶な姿に隠された体内時計は正確無比でしたが、今年ばかりは違いましたね。お彼岸過ぎの9月末頃に見頃を迎えることになります。中庭に咲く彼岸花。英名を Red Spider Lil...
奈良の仏像ガイド

念佛寺の杖立迎地蔵

山の辺の道沿いにある念仏寺。浄土宗念佛寺の墓地の一画に、「杖立迎地蔵」というお地蔵さんが祀られていました。この日、私は地蔵詣でが目的だったわけではありません。前方後方墳で知られる下池山古墳の見学に出向いていました。下池山古墳の墳丘に登った後...
奈良観光

蘇我馬子の石川精舎跡

石川精舎跡に建つ本明寺。本明寺は敏達天皇13年(584)に、蘇我馬子が百済伝来の仏像を請い受け、石川の宅に造った寺「石川精舎」の跡と伝えられます。蘇我稲目、馬子、蝦夷、入鹿と続く蘇我氏の系譜の中において、仏教を擁護した馬子の足跡を辿ります。...
大神神社結婚式 披露宴

里芋の茎!ずいきのコンポート

結婚式のご会食に芋茎(ずいき)のコンポートをお出ししました。里芋は秋のイメージですが、その茎(葉柄)に当たる ”ずいき” は夏が旬です。赤みを帯びた赤ずいきを使って、白ワインベースのコンポートに仕立てます。ずいきのコンポート。アクの強いずい...
奈良の仏像ガイド

結崎の秘仏!和福寺跡の薬師堂

糸井神社から道を挟んだ場所に薬師堂があります。その名の通り、お堂の中には薬師如来が祀られているようです。今は廃寺となった和福寺のお堂です。ひっそりと佇む薬師堂ですが、糸井神社の神宮寺の庫裏を移築したものと伝わります。市場の薬師堂。江戸時代の...
奈良観光

軽寺跡!藤原道長吉野詣りの宿

橿原市大軽町の法輪寺を訪ねました。飛鳥時代創建と伝わる軽寺のあった場所で、今は隣の春日神社と共にひっそりと息をひそめていました。法輪寺(軽寺跡)。剣池の南西方向のちょっとした高台にあります。軽寺の創立者は賀留大臣玄理(かるのおとどくろまろ)...
奈良観光

応神天皇の軽島豊明宮跡

第15代応神天皇のお宮跡が橿原市大軽町にあります。下ツ道(国道169号線)を吉野方面へ向かい、橿原神宮前駅を過ぎた辺りで左折します。交差点の名前は「見瀬」で、巨大な前方後円墳・見瀬丸山古墳(五条野丸山古墳)で知られるエリアですね。大軽春日神...
大神神社

三輪山平等寺の磐座

三輪別所の平等寺は、曹洞宗のお寺として知られます。山の辺の道沿いに建ち、境内の二重塔が目を引きます。聖徳太子を開基とし、中興の祖を慶円と伝えます。ご本尊は十一面観音菩薩で、境内で行われる坐禅体験も人気を呼んでいます。三輪山平等寺の磐座。不動...
奈良観光

長弓寺円生院の五鈷杵

五鈷杵(ごこしょう)とは密教法具の中の金剛杵の一種で、弘法大師が右手に持つ法具として知られます。生駒市の長弓寺塔頭である円生院の境内に於いて、なで五鈷杵なるものを発見致しました。長弓寺円生院のなで五鈷杵。魔を払い、身を守るための密教を代表す...
大神神社

高欄の錺金具に青海波!大神神社祈祷殿

日本の伝統文様である青海波(せいがいは)。同心円の上半分が扇状に重なり合います。青海波はエジプトやペルシアをはじめ、世界各地に見られる文様のようです。大神神社祈祷殿にも青海波の意匠を見つけました。祈祷殿の跳高欄(はねこうらん)。その端の錺金...
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