今から9年前、2013年度の夏・・・
大神神社大礼記念館の入口に「神賑行事」と書かれた紙の案内がありました。
あまり聞き慣れない言葉ですが、読み方は神賑(しんしん)行事と言います。訓読みで神賑(かみにぎわい)とも呼ばれますが、2013年度七夕祭の神賑行事は金魚すくいとアニメ映画の上映会が催されました。
七夕祭の神賑行事会場(2013年8月)。
厳かに執り行われる祭典の後、神様にお供えした神饌を参列者の間で頂く会を直会(なおらい)と言います。宴会の由来にもなった直会にも、聖から俗、静から動への解放感が感じられますね。
金魚すくいに映画上映!子供が楽しむ大神神社のイベント
祭典の後の神楽や舞楽、奉納武道に奉納相撲、それに山車やお神輿なども神賑行事です。
今回は子供が主役の七夕祭です。小さい子供が喜ぶイベントが祭典の後に待っていました。
大神神社拝殿前の短冊。
8月1日から笹竹が拝殿前に設置されていました。五色の短冊も用意され、短冊に思い思いの願い事をしたためます。8月7日の七夕祭までの一週間、拝殿前は七夕祭ムードに包まれます。
午後2時から七夕祭が開催されるということで、子供を連れて大神神社へと向かいました。
お目当ての金魚すくいとアニメ上映会が何時頃になるのかお伺いするために、なでうさぎの鎮座する参集殿へと足を運びます。そこで、受付の方に拝殿内で執り行われている祭典への参列を促され、滅多にない機会なので参加させて頂くことに致しました。
拝殿の中からの風景は新鮮に映ります。
大神神社の七夕祭では、神職を中心にして子供たちの勉学・諸芸の上達や、安全で健やかな成長が祈願されます。
式典の途中からということもあって、後ろの方の空席に座らせて頂きました。
祭典の様子が分かりやすいように、前方にはテレビ画面が用意されています。そこには、ご神職の一挙手一投足が映し出されます。
大神神社七夕祭の祭典の様子。
拝殿の中央にカメラを向けるのは、岩下志麻さんもいらっしゃっていた節分祭の豆撒き以来でしょうか。大神神社の七夕祭が粛々と進行していきます。
再び大礼記念館前の金魚すくいの様子。
拝殿で執り行われた祭典から約1時間後の午後3時ぐらいだったでしょうか・・・
大礼記念館の前で金魚すくいの催しがありました。巫女さんがポイを子供たちに手渡して下さいました。1人5個のポイを使用することができ、夜店の露店にはない大盤振る舞いに子供たちも興奮気味です(笑)
大礼記念館の玄関を入ると、福々しい大黒天が出迎えてくれます。
大黒さんはつまり、大神神社に祀られる大物主命ですよね。
大礼記念館に到着するや否や、子供がトイレに行きたいと言い出したので、館内のトイレで用を足します。
玄関前では続々と、子供たちが金魚すくいに挑戦中です。
アニメ映画上映会。
子供たちの大好きなワンピースが上映されました。
七夕祭のアニメ映画上映会と聞いて、最初は30分間ぐらいの上映時間なのかなと思っていたのですが、たっぷりと2時間近くは楽しめたでしょうか。子供たちも大満足の内容でした。
ただ、金魚すくいの後の映画だったこともあり、映画鑑賞を楽しんでいる最中に金魚の水がこぼれてしまったりして、神社関係者の方には大変ご迷惑をお掛け致しました。この場をお借り致しまして重ねてお詫び申し上げます。
大神神社のシンボルである三ツ鳥居と三本杉が描かれています。
お守りも年々リニューアルされていて、参拝の度に目が離せません。
大礼記念館から三輪山会館の方を見ます。
奈良時代に中国から伝わった七夕の慣わし。
6月のささゆりまつりから茅の輪神事、そして綱越神社のおんぱら祭へと続く大神神社の一連の行事。夏休み真っ只中の8月7日に催される七夕祭は、夏のイベントを締め括るにふさわしい子供たちのための行事です。
目の前で繰り広げられる子供たちの金魚すくいに、きっと大黒さんも目を細めていらっしゃることでしょう。
また来年の七夕祭が楽しみになってきました。
七夕祭の神賑行事に期待を寄せながら、この夏の残暑を乗り切って行くことに致しましょう!
2022年度の七夕祭ですが、大神神社拝殿で執り行われます。
祭典時間は14時です。拝殿前に笹竹が立てられ、短冊に自由に願い事を書くことができる催しです。
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