若宮神幸祭のお渡り行列。
午後1時から始まるお渡りに備えて、馬が専用のトラックで運ばれてきました。
大神神社二の鳥居前にスタンバイする馬。
大神神社の神紋である三本杉の法被を着る係の人。
お渡りが見所!大神神社の若宮神幸祭
若宮神幸祭(わかみやしんこうさい)を見学して参りました。毎年4月8日~10日の三日間に渡って執り行われる春の大神祭(おおみわさい)。その二日目に当たる4月9日に、三輪の町を練り歩く大神神社の若宮神幸祭が催行されました。三輪坐恵比須神社拝殿前...
若宮さんの大直禰子神社!古代史の重要人物
大神神社の初代神主・太田田根子(おおたたねこ)。
崇神天皇の御代、疫病が蔓延して国が荒れ果てました。
そこで、茅渟県陶邑(ちぬのあがたすえむら)に太田田根子を探し当てたというお話が伝わります。時の天皇に、「大田田根子に私(オオモノヌシ)を祭らせれば疫病は止む」という託宣があったというのです。
大神神社の若宮社(大直禰子神社)。
河内の堺市付近で大田田根子という人物が見つかり、崇神天皇は大神神社の神主として大田田根子を迎え入れます。
今も堺市中区上之(うえの)の”太田の森”に、陶荒田神社(すえあらた)が鎮座しています。須恵器発祥の地とされ、「陶器大宮」の異名を持ちます。
三輪君、鴨君の祖とも伝わる大田田根子。
若宮社のおだまき杉。
鳥居前にある切り株で、縁結びの御利益があります。
古代史の重要人物とも関わりの深いお渡り行列。
大阪の陶荒田神社には、いつか必ず足を運んでみようと思います。
それにしても、伝統行事はいいものですね。
長い歴史の中で連綿と受け継がれてゆく伝統を大切に守っていきたいと思います。