夏祭りイベントに湧く三輪!おんぱら祭

祭りの前のときめきは、祭りの準備風景を下見することでさらに高まります。

2013年7月30日の昼下がり、綱越神社のおんぱら祭の準備風景を見て参りました。縁日における露店の設営風景などに出くわし、31日の花火のクライマックスシーンへ向けて徐々に期待が高まります。

綱越神社の手水

綱越神社の手水処。

以前に此処を訪れた時には見られなかった手水処です。

おんぱら祭の神馬曳き!綱越神社
大神神社の摂社・綱越神社例祭として知られるおんぱら祭。7月31日の例祭当日、午前10時から綱越神社境内で執り行われる祭事に参加して来ました。31日の午後7時30分から開催されるおんぱら祭奉納花火大会にばかり注目が集まりがちですが、古式に則っ...

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胸躍る祭の準備風景!コロナ終息を願う

竹に囲われた石がくり抜かれ、その中に清らかな水がたたえられていました。

綱越神社のおんぱら祭

手水処の前にはおみくじやお守りの販売所が設けられています。

神社の結界を示す紙垂(しで)がぶら下がっているのが見えます。31日の例祭では、神馬曳きや茅の輪くぐりが行われ、おんぱら祭のムードが高まります。

綱越神社の祠

綱越神社の祠。

大神神社の摂社の一つに数えられる綱越神社。大神神社の大鳥居からも程近い場所に鎮座しており、おんぱら祭には数多くの参拝客が詰め掛けます。

団扇と磐座

おんぱら祭の「祓」の文字が書かれた団扇。

その向こう側には、綱越神社境内の片隅に佇む磐座が見えます。

大神神社の玉砂利の参道脇にある夫婦岩(聖天石)はよく知られていますが、ここ綱越神社にも磐座が祀られているのをご存知の方はそう多くはないのではないでしょうか。

おんぱら祭の「おんぱら」の語意は「お祓い」とされます。

穢れを払い落とすために茅の輪をくぐり、無病息災を祈願することにその起源を有します。私たち人間は穢れを身にまといやすい存在なのでしょうか。神様は穢れの付いた人間には降臨することがありません。何か象徴になる物を通して、私たち人間にも降りて来て下さいます。その象徴になる物、つまり依代(よりしろ)が大神神社の場合は磐座なのかもしれません。

綱越神社のおんぱら祭

祠の前にはテントが張られ、たくさんの椅子が整列していました。

この場所で祭典が催されるものと思われます。

おんぱら祭の太鼓

太鼓のようなものも見えますね。

祭りの最中は残念ながら、仕事のために外出することができません。毎年のことですが、祭りの準備風景は楽しめても、祭りそのものを直に楽しむことが叶いません。今年(2013年度)も盆踊りを奉納される方々のための食事を準備させて頂くのが私たちの仕事です。

おんぱら祭の太鼓

龍が描かれているのかと思いきや、よく見てみると龍ではないようです。いや、でも小さな龍と思しき顔も見え隠れします。

何の文様が描かれているのでしょうか。

綱越神社のおんぱら祭

国道169号線から白玉屋さんの横へ入った所です。

ここもどうやら、おんぱら祭会場の入口の一つになっているようですね。

綱越神社のおんぱら祭

「奉祝 おんぱら祭 花火・献灯奉納者」と書かれています。

ここは大神神社の大鳥居下の駐車場。向こう側の木の茂っている場所が綱越神社境内です。

綱越神社の茅の輪

綱越神社の茅の輪。

この輪の中をくぐり抜けて身の穢れを祓います。

綱越神社と大神神社大鳥居

綱越神社側から大神神社の大鳥居を望みます。

大鳥居の真下が、普段参拝者が通っている参道です。大神神社に何度も参拝に訪れた方でも、綱越神社の前の通りを歩いた方は少ないのではないでしょうか。ちょっとした穴場通りですね。

おんぱら祭の提灯

当館大正楼の前にも、おんぱら祭の提灯が掲げられます。

三輪の町全体でお祭りムードが高まります。

縁日の準備

露店の準備が進めれられる大神神社一の鳥居周辺の民家前。

一の鳥居から綱越神社にかけての道路脇にも、たくさんの露店が並びます。

この道は私の中学校時代の通学路でもあります。通い慣れた道にセピア色の思い出が重なります。

綱越神社の祠

祠の前には、お酒やスイカなどが供えられています。

大神神社は言わずと知れた酒の神様です。西瓜の種のルーツも大和スイカにあると言われるほど、奈良県はスイカの名産地でもありました。

おみくじ販売所

おみくじを引いたら、茅の輪横に設けられた結び処に結びます。

夕方から夜に掛けて、この場所は夏祭りを楽しむ人々で賑わうことでしょう。

綱越神社の夏祭り

当館大正楼から綱越神社へは徒歩3分ほどの道のりです。

途中にはたくさんの露店が並び、夏祭りの雰囲気を楽しみながらお参りすることができます。7月30日の夕刻過ぎには、大正楼玄関前にて人力車の撮影も行われました。古き良き三輪の伝統行事がこれからも守られていきますように・・・。

今から9年前の記事でした。

新型コロナウィルスが一日も早く終息へ向かいますように。

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