牛使いの神事!鏡作神社の御田植祭

鏡の神様を祀る田原本町の鏡作神社。

鏡作神社の御田植祭は毎年2月21日に近い日曜日に行われます。

拝殿向かって左手前に、御田植祭の様子が写真で案内されていました。

田植えの所作をユーモアを交えながら披露する御田植祭。奈良の御田植祭では、天下の奇祭で知られる飛鳥坐神社のおんだ祭りが有名ですよね。

鏡作神社に祀られる鏡の神様
奈良県磯城郡田原本町八尾に鎮座する鏡作神社。 三種の神器である八咫鏡を鋳造したことで知られる石凝姥命(いしこりどめのみこと)を祀ります。鏡にまつわる神様ということで、鏡業界の関係者や技術向上を願う美容師らの参拝が多い神社です。 ...

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暴れ牛がもたらす慈雨!

神事の牛が暴れれば暴れるほど恵みの雨が降ると云います。

御田植祭の見所は、ずばり牛の暴れっぷりです。

鏡作神社の手水

鏡作神社の手水。

向こうに拝殿を望みます。

鏡作神社の御田植神事にも忌み竹が使われますが、手水処の竹にも、邪悪なものを払い除ける役目があるのでしょう。

鏡作神社の狛犬

鏡作神社の狛犬。

神社の正式名称を鏡作坐天照御魂神社(かがみつくりにいます あまてるみたまじんじゃ)と言います。

天照大神が天の岩戸に隠れた際、八咫鏡をつくったと伝わる石凝姥命(いしこりどめのみこと)など三神が祀られています。古くから鏡作りの神として信仰を集めています。

田原本町のマンションに住んでいた頃、奈良方面へ向かう国道沿いに鏡作神社の案内板をよく目にしていました。

コンビニのローソンの角に鏡作神社の看板が立っていたこともあり、とてもよく目立つ道標でした。幼稚園に通っていた子供たちを車で迎えに行き、看板近くのローソンでよく買物をしたものです。

鏡作神社の鏡作師

この地で鏡作師が活躍していたんですね。

御田植祭の日には、拝殿前でお田植舞豊年舞が奉納されます。

舞いに続いて、牛使いの神事が行われます。

忌み竹を四隅に立て、注連縄で囲んだ一角を田圃に見立てます。土起し、畦塗り、籾種まき、田植えといった一連の農耕所作が演じられ、慈雨、豊作が祈願されます。

鏡作神社御田植祭の牛使い

さらに田の松苗と共に、田んぼの土砂を「雨や~」と叫んで撒き散らします。

牛が暴れる程、慈雨に恵まれると伝えられている伝統的な神事です。

6月に行われることの多い御田植神事ですが、鏡作神社のそれは比較的早い時期にあります。大神神社の御田植神事や、石上神宮のでんでん祭りと並行して行われる御田植神事も、その開催時期は6月の末です。

暴れ牛の役目を担う人も大変だと思いますが、一年を占う大切な神事です。期待に違わぬ暴れっぷりを見学したいものですね。

鏡作神社へのアクセスは、近鉄田原本駅から北へ徒歩約15分。朱色の鳥居向かって右側に、小さな無料駐車場が完備されています。