お彼岸を過ぎた大神神社の境内を歩いてみました(2012年9月)。
観月祭間近ということで、巳の神杉の前では灯りの展示が催されていました。
今年の観月祭は9月30日(日)の18時30分から行われる予定です。三輪山を月明かりが照らし出す幻想的な光景は、見る者の心を打ちます。
大神神社の薬道!クサボケ開花
様々な薬草が植えられている大神神社のくすり道。結婚式が行われる儀式殿前から狭井神社へ向かう途中、木瓜(ぼけ)の花を目にしました。木瓜と言えば安倍文殊院の名物ですが、木瓜は木瓜でも枝が横に広がるタイプの草木瓜(くさぼけ)という品種のようです。...
目薬木!目や肝臓に効く民間薬
儀式殿の脇から伸びる「久すり道」。
道の両側には、製薬会社奉納の薬草が植えられています。
病気平癒の神様・狭井神社へ通じる「くすり道」。
その入口右側にメグスリノキが植えられていました。
メグスリノキと言うからには、目に効能のある木なのでしょうか?
そこで、色々調べてみたところ、昔から目や肝臓に効く民間薬として用いられていたことが分かりました。樹皮や葉を煎じて処方するようです。
狭井神社。
いかんともし難い病(やまい)から立ち直るために、どれほど多くの方がこのお社を訪れていらっしゃることでしょう。拝殿が和魂(にぎみたま)を祀るのに対し、ここ狭井神社では荒魂(あらみたま)が祀られています。
和名を目薬木(めぐすりのき)と言います。
パソコン社会の現代では、目の疲れを訴える人も数多くいらっしゃいます。目にはブルーベリーがいい、と巷ではよく言われていますが、昔はこのメグスリノキがその役目を担っていたのでしょうか。
秋の深まりと共に色付くメグスリノキもなかなか見ごたえがあるようです。紅葉の時期に、もう一度このメグスリノキを見に訪れたいと思います。
さすがは大神神社、奥が深いですね。