様々な薬草が植えられている大神神社のくすり道。
結婚式が行われる儀式殿前から狭井神社へ向かう途中、木瓜(ぼけ)の花を目にしました。木瓜と言えば安倍文殊院の名物ですが、木瓜は木瓜でも枝が横に広がるタイプの草木瓜(くさぼけ)という品種のようです。
大神神社に咲く草木瓜(クサボケ)。
花言葉は「一目惚れ」で、パッと目に付く実に綺麗な花でした。
乾燥させた実『和木瓜(わもっか)』は漢方薬
クサボケの実は漢方にも使われているようです。
久すり道から狭井神社へ辿り着くまでに、医薬の神様・少彦名を祀る磐座神社があります。その名の通り、磐座の鎮まるお社です。病気平癒の狭井神社へ至る道すがら、これは様々なご利益に授かれそうですね。
クサボケの案内札。
バラ科の植物らしく、枝には棘が見られます。和木瓜には鎮咳や利尿、整腸、強壮作用などがあります。
大神神社の手水舎。
蛇神の口から清水が出ています。
その後ろには、覆い屋根の付いた志るしの杉が見えます。
注連縄と紙垂で結界が張られていました。
今回の参拝で気付いたのですが、二之鳥居を入った辺りに防犯カメラが設置されていました。改元に向け、警戒モードが高まっているようです。大神神社は天皇ゆかりの神社ですので、用心するに越したことはありません。
入山禁止のお知らせ。
御代替わりに向けて神社奉護の為、特別警戒中です。つきましては、ご神体山護持のため、左記の期間入山禁止となります。
10連休で話題の今年のGWですが、ゴールデンウイーク期間中は三輪山登拝が出来ないようです。
その横には、コインロッカーの設置場所も案内されていました。狭井神社にもロッカーがありますが、巳の神杉前回廊や地下参拝者休憩所にもコインロッカーが設置されています。午後4時までということですので、利用時間には気を付けたいところですね。
狭井神社の羊歯。
薬水手前の場所で上空を見上げました。鬱蒼と草木が生い茂っています。
大神神社の案内板。
三輪山の周囲は16㎞にも及ぶようです。
重要文化財の拝殿ですが、1664年に4代将軍徳川家綱公によって建てられました。
大神神社の弁天さんですね。
社殿の背後には池が広がります。その畔には三島由紀夫の記念碑があり、春にはレンギョウの花、初夏にはささゆりが咲きます。