満月の日の2013年9月19日、大神神社大鳥居下の駐車場で人力車の出発式が催されました。
午前10時の式典開始に合わせて数多くの参列者の方々が集まっておられました。
人力車に乗るひみこちゃん。
桜井市マスコットキャラクターのひみこちゃん。
天理方面から国道169号線を桜井・飛鳥方面へ向かう際に、大神神社の手前のY字路でひみこちゃんの看板を見かけた人も多いものと思われます。箸墓古墳の近くで、桜井市内への訪問客を出迎えるひみこちゃん。
観月祭へと続く~大神神社の結婚式で走る人力車
立看板のひみこちゃんは幾度となく目にしてきましたが、こうやって生で着ぐるみのひみこちゃんを見るのは初めてでした。
時おりしも大神神社の観月祭の日。
祈祷殿前には幻想的な灯りが点ります。
邪馬台国の女王・卑弥呼の墓ではないかと言われる箸墓古墳の周りには、綺麗な彼岸花が咲いていました。
神がかりを行ったシャーマンの卑弥呼。そんな超人的なイメージの卑弥呼とはまた違った、とてもかわいらしい雰囲気のマスコットキャラクターです。
松本さんと北原さんのご挨拶。
三輪で人力車が走る。以前にもお世話になったご両人の登場です。人力車や三輪の町に対する熱い思いが語られました。
大神神社の大鳥居と人力車。
もうこれだけで十分に絵になる光景ですね。
大神神社の結婚式においても、三輪の町並みを走ることになる人力車。幸せに満ちた新郎新婦様の表情が目に浮かびます。
大神神社境内、巳の神杉前の休憩スペースで催されていた三輪山あかり展。
お月見とくればウサギ、ウサギとくれば大神神社というふうに頭の中でイメージがつながります。満月の日に人力車の出発式が重なり、誰もが羨む縁起の良さです。
参道の真ん中に連なる灯りが、午後6時30分から催される観月祭会場へと誘います。
参道の真ん中は神様の通る道。
観月祭の夜に限っては、その足跡を私たち参拝客に示して下さるようです。
いいですね、夜の灯り。
ひみこちゃんはマイペースで面倒くさがりの性格なんだそうです。
永遠の12歳というキャラ付けも、なぜか興味を惹きます。年齢から言って、永遠の小学校6年生ということになるのでしょうか。
自らの身を犠牲にして月に昇天したと伝えられるウサギ。
ウサギにまつわる昔話には実に様々なものが言い伝わりますが、それだけ身近な動物であったということではないでしょうか。大物主命に助けられたウサギの神話も興味が尽きません。
人力車にひみこちゃん。
これから間違いなく桜井市を盛り上げてくれることでしょう。
皆で力を合わせて応援していきたいと思います。
祈祷殿前には楽器も用意され、今か今かと観月祭の始まりを待ちわびます。
誠に残念ながら、本番直前に所用で退席と相成りましたが、素晴らしい観月祭になったことでしょう。記念すべき満月の日に出発した三輪の人力車。微力ながらこれからも応援を続けていきたいと思います。