2020年度の大神神社茅の輪。
上半期の穢れを祓う茅の輪くぐりが拝殿前にお目見えしていました。
6月30日の夏越の大祓を前に、毎年登場する三つの輪。新型コロナウィルスによる疫病退散を願い、いつにも増して強い思いが込められます。
大神神社の茅の輪くぐり。
三つの霊木に願いを込め、心身の穢れを祓います。
恒例のおんぱら祭奉納花火大会は中止が決定しています。
緊急事態宣言解除後も、東京都を中心に新規感染者の数が日々報告されます。しばらくゼロリスクが無いことは分かっていますが、一日も早い終息を願うばかりですね。
ウィズコロナ~三輪山登拝は午前中のみの受付
緊急事態宣言の発令中は”登山禁止”だった三輪山。
6月末に境内を訪れると、マスク着用を条件に午前中のみの受付で再開されていました。待ちに待った三輪山ではありますが、時期的に熱中症対策も万全を期したいところです。喉を潤す飲料水の持参は許されていますので、水分補給は怠らないようにしましょう。
大神神社の奉納押し花。
押し花アートがずらりと並んでいました。巳の神杉前には休憩用の椅子が置かれています。奉納作品をひとしきり鑑賞した後、椅子に腰かけて巳の神杉をぼんやりと眺めます。
三つの茅の輪。
三輪の地名は苧環塚(おだまきづか)に由来していますが、御神紋も三本杉ですし、何かと3という数字に縁がありそうですね。
二之鳥居前の案内板。
三輪山登拝の注意事項が書かれていました。
登拝受付時間は午前9時から正午までの午前中に限られます。通常は午後2時までに受付を済ませれば入山出来ましたが、コロナ禍で受付時間が短縮されています。
御所車の押し花アート。
ここ数カ月の間、ニュース番組の話題は新型コロナウィルスでもちきりです。有史以来ウィルスとの付き合いは長いですが、ここはひとつ、押し花のごとく額の中に封じ込めておきたいですよね。
大美和の杜では、御田植祭の準備が進んでいました。
6月24日の参拝でしたので、ちょうど翌日に御田植祭が催行される運びです。残念ながら今年は、御田植祭の参列はご遠慮下さいとのことでした。
奥垣内祭祀遺跡。
御田植祭の行われる神饌田の上手に、三輪山麓の磐座が残されています。
三島由紀夫記念碑の案内板。
狭井神社の手前に、「清明」と刻む石碑があります。
かの三島由紀夫が三輪山に登り、その感慨を記したものです。
「雲靉靆」と難しい漢字が案内されていますね。靉靆(あいたい)とは、雲のたなびく様を表す言葉のようです。「磐座をおろがみ」、という箇所も目を引きます。おろがむとは、拝むことを意味しています。
三輪山頂の奥津磐座群を”おろがむ”三島由紀夫。
想像しただけで、絵になる光景です。
山の辺の道の紫陽花。
鎮女池の裏手に、季節のあじさいが咲いていました。